スノーボード スノーボード

スノーボードは、平昌パラリンピックからの新競技です。

スノーボードは3つのクラスに分かれています。主に上肢と下肢の障がいに分かれていて、下肢はさらに2つのクラスがあります。障がいごとにそれぞれ滑る難しさがあり、選手たちは障がいがあるとは思えない華麗な滑りを見せます。

SB-ULクラス

上肢に障がいのある選手が該当するクラス。腕の切断やまひで動かないなどの障がいがあります。
上肢障がいにも種類や程度の違いはありますが、すべてSB-ULクラスとなります。

SB-ULクラスの難しさとは?

スノーボードでは、上半身と下半身のバランスを取ることで安定した滑走が可能です。
通常は両腕を広げたり、前後に動かすことで上半身の安定につなげますが、上肢に障がいがある場合はそれが十分にできません。腕を使わずにバランスを取るのは難しく、転倒のリスクが高くなります。
また転倒してしまった場合、両腕を使えず立ち上がるのが難しいのもこのクラスの特徴です。

SBLL-1クラス

下肢障がいの2クラスのうち、比較的重い程度の選手が該当します。
膝より上の切断や両足に重いまひがあるなどの障がいで、下半身のバランスを取ることが非常に難しいといえます。

SBLL-1クラスの難しさとは?

他のカテゴリと同じ仕様のコースを滑りますが、その中で、下半身のバランスの安定性を維持しながら、姿勢の上下、踏み込んだり蹴るような動作が難しく、また選手個々に、足部から義足、断端との長さに個人差があることから、それぞれのセッティングを求められます。常に試行錯誤しながら答えを導いていくのですが、良さそうなセッティングがわかった時は最高の気持ちになります。

SBLL-2クラス

下肢障がいの2クラスのうち、比較的軽い程度の選手が該当します。
膝より下の切断やまひなどの障がいで、下半身のバランスを取ることがやや難しいといえます。

SBLL-2クラスの難しさとは?

SBLL-1よりは軽い障がいとなりますが、より健常者に近いパフォーマンスを求められます。一見、健常者のレースと区別がつかないレベルです。障がいを持つ選手が、より健常者に近い滑りをすることは、健常者と同等のトレーニングをする必要があります。

「クラス分け委員」とは

障害の種類や程度により、選手一人ひとりのクラスを決めているのがクラス分け委員です。クラス分けでは、計算タイムを算出するための障害の程度に応じた係数を決めるため、選手の勝敗に直結するほど重要と言えます。クラス分け委員は、筋力や動作、可動域などをチェックし、腕や脚を切断している場合は欠損部分の長さも測定します。また、大会では実際に競技している様子も観察し、徹底的なチェックのもとクラス・係数が決められるのです。選手たち公平な勝負のため、クラス分け委員は陰ながら重要な役割を果たしています。