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WPNSパラノルディックスキーワールドカップ第1戦 2日目の結果 クロスカントリー・ショート・フリーで川除大輝選手が悔しい9位

 国際パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が
12月12日にフィンランドのボッカティで開幕し、大会2日目の男女クロスカント
リー・ショート・フリーが行われました。

 日本からは5名の選手が出場し、男子立位の川除大輝選手(日立ソリューションズ
Jrスキークラブ・富山県立雄山高校)が9位、佐藤圭一選手(エイベックス)が10
位、岩本啓吾選手(東京美装興業)16位、座位の森宏明選手(明治大学)は24
位、
女子立位の岩本美歌選手(富山市立大沢野中学校)が13位でした。

 
■談話

▼川除 大輝選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県立雄山高校)

今日は距離の短いレースだったので、最初から思い切って攻めた走りをし、6位以
内を目標としていた。
しかし、レース前半で後ろから来た選手にどんどん抜かされ焦ってしまい、さらに
フォームも乱れてしまった。そのためうまくスピードに乗れず、失速してしまった。
目標を達成することができず、とても悔しい。
今大会、残り一戦あるが、昨日のクラシカルはとても感触が良かったので、次回の
スプリント・クラシカルではまたメダルを取れるように頑張りたい。

▼監督 荒井 秀樹 (株式会社電通)

クロスカントリースキー競技のショート種目は2年ぶりに実施された。
2010バンクーバーパラリンピックからはショート種目からスプリント種目になり、
初めての選手も多かった。スタンディングクラスに出場した岩本啓吾は、「スプリ
ントでもなく、10kmレースでもなく体力の配分が難しく一番きつかった」とレー
ス後語っているように、高速レースを維持しながらパワーと持久力も強い選手でな
いと勝てない種目である。

シットスキーには新人の大学生、森宏明が出場し目標を15位以内、1周ラップを
8分以内と設定したが2回の転倒が響いて24位。
スタンディッグ男子では昨日のレースで銀メダルを獲得した川除大輝に期待がかか
ったが1周目2.5km地点で9位、同じ障害クラス(両腕障害)のポーランド選手が
2位で、その差は6秒。8人が秒差で競っている大接戦になった。2周目に6位入
賞を狙ったが6位まで11秒差の9位。悔しい結果となった。
バイアスロンで初の表彰台を狙う佐藤圭一はスケーティングに特化したトレーニン
グを積んできた。バイアスロンはスケーティングで行われるからだ。レース後に
「体は動いているがスピードが上がらない」と課題を語っていた。スタートからゴ
ールまで理想としているフォームで走りきる力を身につけないと世界には通用しな
い。後半戦のバイアスロンに勝負をかける。
女子では中学生の岩本美歌が日本から一人出場し13位だった。フォームの課題や
リズム、下りのテクニックを身につければ大きく前進できる逸材で今後に期待して
いる。