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WPNSパラノルディックスキーワールドカップ第1戦 6日目の結果 バイアスロン・パシュートで佐藤圭一が8位!

 国際パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が
12月12日にフィンランドのボッカティで開幕し、大会6日目の男女バイアスロン
・パシュートが行われました。

 日本からは4名の選手が出場し、男子立位の佐藤圭一選手(エイベックス)が8位
に入りました。また、座位の森宏明選手(明治大学)は14位、女子立位の出来島桃
子選手(新発田市役所)は10位、阿部友里香選手(日立ソリューションズ)12位
でした。本日のレースでフィンランド大会は終了となります。

 
■談話
▼佐藤 圭一選手(エイベックス)

1回目、射撃見送り不足で一発ミスが出たものの、射撃と滑りのコンビネーション
精度がフィンランド大会最終日にきて良い形で終えられた事は良かった。初めての
レース形式クラススタートは、スタート直後からトップスピードで入りスプリント
力と集団についていく持久力が必要となる。スタートで少し出遅れたのでトップス
ピード不足が今後の課題。また集団で射撃に入るため相手とのかけひきも必要とな
り、この状況下で自分の射撃で満射を出していける力をつけていきたい。

▼監督 荒井 秀樹 (株式会社電通)

ワールドカップ・フィンランド大会の最終日、バイアスロンパシュートが行われた。
スタートはクラススタート方式。まだ正式なルールではないが、選手が一斉にスタ
ートするマススタートで行われ障害別のクラスごとにスタートした。コースは3レ
ーン用意され、3列に並んで決められた時間にスタートする。

シットスキーの森宏明は同じクラスのLW12(座位が安定している)選手が一斉に
スタート。1周目下りのコーナーで転倒し出遅れ、巻き返しを狙ったが最後まで苦
しい展開だった。森にとっては全てが経験で、この大会で学んだことを日本におい
ての様々なトレーニングに活かして欲しい。

スタンディングは佐藤圭一、出来島桃子、阿部友里香が出場し、スタートから接戦
を競った。このレースはいかに冷静に射撃を行い、走力のパワーと持久力で勝負す
ることが求められている。観客やコーチにとってはスリリングなレース展開となっ
たが、選手たちの駆け引きも見どころとなった。やはり同時に射座に入ってくるの
でタフな精神力のある選手が強い。今後、ゴールの着順がそのまま順位になるわか
りやすいレースが増えていくだろう。当然、トレーニングからチーム内の選手たち
と競り合うことから始めて行くのが重要だ。