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【パラノルディック】世界パラノルディックスキーワールドカップ第1戦・3日目

世界パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月12日にノルウェーのリレハンメルで開幕し、大会3日目の男女クロスカントリー・リレーが行われました

日本からはミックスで岩本啓吾選手、出来島桃子選手、阿部友里香選手、岩本美歌選手が出走し13位となりました。岩本啓吾選手、岩本美歌選手は初めてのリレー種目出場です。オープンでは新田佳浩選手、佐藤圭一選手、川除大輝選手が組み、新田がクラシカルの1・3走、佐藤と川除がフリー区間を走り10位に入りました

■開催日/12月15日(日) ■スタート時間/午前10時00分
■時差/8時間   ■開催地/ノルウェー リレハンメル
■天候/曇り  ■気温/-1℃  ■雪温/-1℃
■開催種目/男女クロスカントリー・リレー

リレーはミックスとオープンがあり4人構成で競う。
4選手のパーセンテージの合計でミックスは330%以下(必ず女子選手1名以上を入れる)で構成し、オープンは370%以下で構成。ただし、女子選手は自分の%から更にー18%、シットはー12%のハンデがもらえる。4人構成だがパーセントの合計をクリアしていれば2人で構成し2回走ってもよい。1走・3走がクラシカル(シットコース)、2走・4走がフリー(立位コース)。

▼男女クロスカントリースキーリレー ミックス 2.5kmX4
 日本 13位 38分33秒0

  1走 岩本 啓吾 (東京美装興業) 8分12秒9
  2走 出来島 桃子 (新発田市役所) 8分47秒3
  3走 阿部 友里香 (日立ソリューションズ) 9分57秒7
  4走 岩本 美歌 (北海道エネルギー パラスキージュニアチーム/富山県立雄山高校) 11分35秒1

 [優勝:ロシアー1 29分19秒6]

▼男女クロスカントリースキーリレー オープン 2.5kmX4
 日本 10位 29分55秒2

  1走 新田 佳浩 (日立ソリューションズ) 7分39秒7
  2走 佐藤 圭一 (エイベックス) 7分01秒3
  3走 新田 佳浩 (日立ソリューションズ) 7分42秒7
  4走 川除 大輝 (日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 7分31秒5

 [優勝:ロシアー1 26分11秒6]

■選手・GMのコメント

▼新田 佳浩 選手(日立ソリューションズ)
今日は日本チーム初のオープンリレーでした。どのチームも非常に高いレベルの選手が出場しました。私は2回滑りましたが、まだまだ世界との差を感じさせられました。特に平地でのスピード強化は今後の課題だと感じるレースでした。

▼佐藤 圭一 選手(エイベックス)
チームで走る事ができるリレー出場はいつも以上に気持ちが入った。シットコースの1走3走で貯金をつくることが難しいコースレイアウトのため、2走の私が順位を上げて3、4走へ繋げたかったが、順位を上げられなかった事が悔しい。走力を上げてリアルタイムで世界と勝負できるようにしていきたい。また少しのミスで順位が入れ変わるリレーは、準備も大切なのでレース前のチェックなど勝つための準備を常日頃から行っていきたい。

▼川除 大輝 選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学)
お疲れ様です。今日のレースは10位という結果でしたが、スタートからスピードに乗り後半も切り替えし体を動かすことが出来たのでよかったです。明日のスプリントレースも頑張ります。

▼岩本 啓吾 選手(東京美装興業)
今回初めてミックスリレーに出場して、自分なりに全力を出せたと思います。あとの3人が上手く繋いでくれたので13位になれたと思います。

▼出来島 桃子 選手(新発田市役所)
4人がそれぞれ、今よりも上達することで、次のリレーで1つでも上の順位になれるように目標をもって、引き続き練習していきたいと思います。

▼阿部 友里香 選手(日立ソリューションズ)
3走のシットコースでは平地が多く、なかなか思うようにスピードに乗ることが出来なかったが、ひとつでも順位を上げて次に繋げられるよう滑った

▼岩本 美歌 選手(北海道エネルギー パラスキージュニアチーム/富山県立雄山高校)
自分の満足のいくタイムでゴールすることはできなかったけど、良い滑りをすることができたのでよかったです

▼日本チームGM 荒井秀樹(北海道エネルギー監督、電通顧問)
日本はリレー初出場となる岩本啓吾を1走、岩本美歌をアンカーで起用しミックスリレーに臨み、平昌パラリンピック・リレー4位のメンバー出来島桃子、阿部友里香と共に最後まで力を出しきり13位と健闘しました。ビジュアルインペアードの強豪選手が出場するオープンリレーに、日本はパラリンピック・世界選手権を通じて初めての出場です。新田佳浩、佐藤圭一、川除大輝の3選手がどこまで通用するかが問われたレースでした。新田選手の1走と3走はクラシカル走法、起伏の少ないシットコースを使用するために両手で同時に押し切るダブルポールが断然有利で片腕選手にとっては苦しいレース展開でしたが2度走者を務め、リレー初出場選手や経験の少ない選手が多い日本チームに挑戦者魂を教えてくれる走りを見せ、佐藤選手は区間6位、川除選手は区間10位と善戦し10位でゴールしました。
日本にとってリレーは2022北京パラリンピックでの重点種目になることが予想されることから今回はスタンディング全選手にリレー経験と今後の戦略のために出場しました。リアルタイムで競うレース経験の少ない日本選手にとっては貴重な次に繋がるレースでした。
明日はスプリントレース、クロスカントリー競技の最終戦です。日本からの皆さんの応援をよろしくお願いします。