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【パラノルディック】2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会ミドルフリーの結果

 特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟主催の2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会が2月22日(月)北海道札幌市の白旗山競技場で開幕し、初日のショートクラシカルが行われました。

 

 本大会は、国内大会として史上初めてWPNS(国際パラリンピック委員会・競技団体)の公認大会で、2022年北京パラリンピックへ出場するためのランキング上位獲得、WPNSレースポイントを取得できる重要な大会です。

 新型コロナ禍の中、無観客での開催ですが、日ごろのトレーニングの成果を選手、スタッフが確認することができる非常に有意義なレースとなりました。

 

 以下、各カテゴリー別の結果と優勝者、コーチのコメントをお伝えいたします。

 

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2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会2日目

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■開催日/2月24日(水) ■スタート時間/午前9時30分

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■開催地/北海道 札幌白旗山競技場

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■天候/晴れ   ■気温/-3.5℃  ■雪温/-3.3℃

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■開催種目/クロスカントリースキー・ミドルフリー 

      男子立位・視覚・知的12.5㎞/座位10㎞

      女子立位・知的10㎞

 

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【男子】

▼立位の部

 1位 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 37分30秒4

 2位 岩本 啓吾(土屋ホーム)40分22秒1

 

 

▼座位の部

 1位 森 宏明(朝日新聞社) 41分58秒7

 2位 柴田 真聖(土屋ホーム) 48分27秒6

 3位 源 貴晴(HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS) 49分21秒8

 

 

▼視覚の部

 1位 有安 諒平(東急イーライフデザイン) 45分20秒6

  ガイド:藤田 佑平(スポーツフィールド)

 

 

▼知的の部

 1位 山田 雄太(北海道エネルギーパラスキー部) 40分06秒0

 2位 西村 潤一(澁谷工業) 41分12秒6

 3位 長江 充(シンクラン 旭川営業所) 45分00秒3

 

 

【女子】

▼立位の部

 1位 出来島 桃子(新発田市役所) 38分41秒5

 2位 岩本 美歌(北海道エネルギーJrパラスキーチーム/雄山高校) 40分55秒0

 3位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 41分51秒0

 

 

▼知的の部

 1位 志村 里莉朱(日総) 49分22秒0

 

 

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【談話】

 

▼川除 大輝 選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学)

今回のレースは中盤失速してしまいましたが、終盤にまたタイムをあげられることが出来たので、その点に関しては良かったと思いますが、中盤の中だるみがあったので、そこをなくしていけばさらに世界のトップ選手達に近づけると思います。

あと1日残っているので気を抜かずに頑張ります。応援よろしくお願いします。

 

▼森 宏明 選手(朝日新聞社)

昨日実施した今シーズン初レースでの後半タイムの落ち込みを反省し、本日の結果へと繋げることができました。

3月フィンランドのワールドカップに向けて、これからも万全の準備で臨みます。

また、今大会を実施するためにご準備くださった関係者の皆様方に深く御礼を申し上げます。スポーツをする嬉しさ、レースで競う楽しさを再認識しました。

 

▼有安 諒平 選手(東急イーライフデザイン) 

まずは今大会を開催に繋げることにご尽力頂いた、全ての関係皆様に感謝と、ここまで競技を支えてくれたガイドの藤田選手、そして家族や会社にお礼を伝えたいです。レース内容は、課題を残す部分もありましたが、着実に修正を重ねた上で、成長を止めずに高みを目指していきたいです。明日の目標は、今日の自分を越えていくことです!

 

▼藤田 佑平 有安ガイド(スポーツフィールド)

本日は有安・藤田ペアにとって初のフリーのレースであった。

有安選手とのレースプランは落ち着いてレースを展開し、周を重ねるごとに徐々にペースを上げていくというものであった。

しかし、序盤の転倒により本来の力が発揮できないままゴールをすることになってしまった。ガイドスキーヤーとして転倒があったことは反省をしなくてはならない。

今回は本当に多くの方の努力によって開催されていることに感謝しながら、ワックスマンや家族、所属企業にも感謝をし、明日も最高のパフォーマンスを発揮して滑り抜けたい。

 

▼山田 雄太 選手(北海道エネルギーパラスキー部)

今日の12.5㎞は、1~2周目の下り坂で、インコースに入り過ぎて雪に引っかかり、転倒しそうになりました。3周目以降は疲れが出てフォームが乱れたが、粘り強く走ることができました。

優勝できて嬉しかったです。明日の最終日、今日の反省を生かして優勝を目指したいと思います。

 

▼出来島 桃子 選手(新発田市役所)

大会を開催するにあたり御尽力いただいた関係者の皆様に大変感謝しております。

新型コロナウイルス感染症の影響により、いつもと違うシーズンでしたが、レースでは練習の滑りを目標に臨みました。ワールドカップに向けて引き続き頑張っていきたいと思います。

 

▼志村 里莉朱 選手(日総)

今日は初めての10㎞レースでした。タイムが49分台と聞き、1時間を切れると思っていなかったので、とても嬉しかったです。明日の最終日に向け、この調子で頑張りたいです。

 

 

▼小舘 操 ヘッドコーチ(日本障害者スキー連盟専任コーチ)

本日2日目、朝方雪が降ったにも関わらず、コースを万全の状態で仕上げ整備して頂き、予定通り09:30競技が開始されました。本日は、各カテゴリー毎の競技となり、2コースを使用して行われました。一部合流地点等有りますが運営側の適切な統制、配慮により一件の事故も無く終えることが出来ました。

競技では、Standing男子、昨日優勝の新田選手が体調不良により途中棄権した以外は、それぞれ順調な仕上がり状況を確認することが出来ました。特に川除選手は、大学の合宿に参加、健常者の大会にも出場し、本日後半に更にペースを上げ後続を引き離すレースが出来る等、今シーズン更に力を付けた事も確認出来ました。

女子では、ベテランの出来島、シットでは森と、それぞれのカテゴリーで優勝し、順調ぶりをアピール出来たかと思います。

明日最終日となりますが、今回の目標であります「試合で全力を尽くす」事が出来る様引き続きサポート致します。

 

 

▼莅戸 剛仁 知的ヘッドコーチ

大会二日目、クロスカントリースキーフリー・男子12.5㎞、女子10㎞で、2.5㎞コースを、男子は5周、女子は4周で行われた。

男子は1位山田、2位西村、3位長江、女子は1位志村の結果だった。男子の山田と西村の1周目は、ほぼ同タイム、2周目は山田が追い抜き、12秒差で3周目に入った。

以降は山田が少しずつ西村を離し、終始リードしてゴールした。西村は山田に抜かれたものの、3周目以降は自分のペースで粘ってゴール。最終的には約1分差だった。長江も前半と後半、イーブンペースで走り3位に食い込んだ。

大会初参加の飯沼も目標だった1時間を切り、経験が浅い中で、粘り強さが光った。淺野もペースは落ちたが、あきらめずに走りきった。

明日、最終日のショートフリー、知的障がいクラスの選手にとっては、シーズン最後のレースになる。来シーズンにつながるよう、また選手たちがよい形で終わることができるよう、引き続きサポートしたい。

 

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