お知らせ

【パラアルペン】アジアカップ回転第1戦、第2戦 予定変更を受けた1日2連戦で菅平高原シリーズが閉幕

「2021ワールドパラアルペンスキー アジアカップ ~菅平高原シリーズ~」の大会4日目。当初予定されていたのは回転(SL)第1戦のみですが、明日にかけて天候が崩れる確率が高いため、スケジュールを急遽変更して第2戦も同日開催されました。

男子立位では、高橋幸平選手が2連勝。とくに第1戦は、大回転(GS)で好調ぶりを見せていた三澤拓選手を2本目で逆転しての勝利となりました。男子座位では、この種目をもっとも得意とする鈴木猛史選手を振り切り、森井大輝選手が2連勝。これで森井選手は、6戦全勝で菅平高原シリーズを終えることになりました。また女子座位では、村岡桃佳選手が圧倒的な強さを発揮し、2連勝を飾っています。

アジアカップ菅平高原シリーズは、予定よりも1日早く閉幕となりました。そして4月には、野沢温泉シリーズが開催されます。パラアルペンの選手たちを、引き続き応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

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■開催日/3月12日(金) ■スタート時間/午前9時45分

■開催地/菅平高原パインビークスキー場(長野県上田市)

■天候/曇り   ■気温/7℃

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■開催種目/回転(SL)

すばやい動きと細かいターンが要求される、もっともテクニカルな種目です。旗

門設定によるリズム変化も随所に盛り込まれ、選手の失敗をしばしば誘います。

トップ選手になると旗門ぎりぎりのラインをねらっていくため、脛や手、または

全身でポールをなぎ倒して通過することが当たり前になっています。選手はさま

ざまなプロテクターを装着しますが、それでもその衝撃は決して軽いものではな

く、格闘技にも例えられます。

 

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■回転(SL)第1戦 試合結果

<女子>

▼立位

 優勝 神山則子(テス・エンジニアリング株式会社)LW9-1 1分54秒76

 (1st RUN:1位 57秒90/2nd RUN:1位 56秒86)

 

▼座位

 優勝 村岡桃佳(トヨタ自動車株式会社)LW10-2 1分45秒27

 (1st RUN:1位 51秒44/2nd RUN:1位 53秒83)

 

 2位 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 2分01秒68

 (1st RUN:2位 1分01秒25/2nd RUN:2位 1分00秒43)

 

 3位 原田紀香(富士通Japan株式会社)LW12-1 2分09秒87

 (1st RUN:3位 1分05秒38/2nd RUN:3位 1分04秒49)

 

▼知的障害

 優勝 馬場圭美(株式会社 ProVision) 2分25秒00

 (1st RUN:1位 1分10秒84/2nd RUN:1位 1分14秒16)

 

 

<男子>

▼立位

 優勝 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 1分36秒89

 (1st RUN:2位 48秒12/2nd RUN:1位 48秒77)

 

 2位 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 1分37秒23

 (1st RUN:1位 47秒95/2nd RUN:2位 49秒28)

 

 3位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 1分42秒81

 (1st RUN:3位 50秒46/2nd RUN:3位 52秒35)

 

▼座位

 優勝 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 1分30秒06

 (1st RUN:1位 44秒75/2nd RUN:1位 45秒31)

 

 2位 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分31秒27

 (1st RUN:2位 45秒33/2nd RUN:2位 45秒94)

 

 3位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 1分37秒68

 (1st RUN:3位 48秒48/2nd RUN:3位 49秒20)

 

▼知的障害

 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 1分47秒41

 (1st RUN:1位53秒48/2nd RUN:1位 53秒93)

 

 2位 木附雄祐(CTCひなり株式会社) 1分56秒88

 (1st RUN:2位 58秒57/2nd RUN:2位 58秒31)

 

 3位 平野井渉(株式会社ローソンウィル) 1分57秒30

 (1st RUN:3位 58秒82/2nd RUN:3位 58秒48)

 

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■回転(SL)第2戦 試合結果

<女子>

▼立位

 優勝 神山則子(テス・エンジニアリング株式会社)LW9-1 1分48秒73

 (1st RUN:1位 57秒34/2nd RUN:1位 51秒39)

 

▼座位

 優勝 村岡桃佳(トヨタ自動車株式会社)LW10-2 1分45秒16

 (1st RUN:1位 54秒99/2nd RUN:1位 50秒17)

 

 2位 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 1分58秒61

 (1st RUN:2位 1分02秒06/2nd RUN:2位 56秒55)

 

 3位 岸本愛加(株式会社タスク・フォース)LW10-2 2分17秒27

 (1st RUN:3位 1分12秒56/2nd RUN:4位 1分04秒71)

 

▼知的障害

 優勝 馬場圭美(株式会社 ProVision) 2分24秒22

 (1st RUN:1位 1分17秒46/2nd RUN:1位 1分06秒76)

 

 2位 梅澤知代(ソニー希望・光株式会社) 2分51秒06

 (1st RUN:2位 1分39秒49/2nd RUN:2位 1分11秒57)

 

<男子>

▼立位

 優勝 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 1分32秒56

 (1st RUN:1位 48秒28/2nd RUN:1位 44秒28)

 

 2位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 1分38秒63

 (1st RUN:2位 52秒49/2nd RUN:2位 46秒14)

 

 3位 小池岳太(株式会社JTBコミュニケーションデザイン)LW6/8-2 1分42秒12

 (1st RUN:3位 54秒69/2nd RUN:3位 47秒43)

 

▼座位

 優勝 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 1分27秒13

 (1st RUN:1位 46秒88/2nd RUN:1位 40秒25)

 

 2位 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分28秒18

 (1st RUN:2位 45秒96/2nd RUN:2位 42秒22)

 

 3位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 1分32秒33

 (1st RUN:3位 48秒93/2nd RUN:3位 43秒40)

 

▼知的障害

 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 1分43秒78

 (1st RUN:1位 55秒49/2nd RUN:1位 48秒29)

 

 2位 平野井渉(株式会社ローソンウィル) 1分53秒61

 (1st RUN:2位 59秒34/2nd RUN:2位 54秒27)

 

 3位 木附雄祐(CTCひなり株式会社) 1分53秒87

 (1st RUN:3位 59秒56/2nd RUN:3位 54秒31)

 

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■談話

 

▼高橋幸平(日本体育大学)

1試合目は、1本目は失敗がありましたが、2本目に少し改善できて、(三澤)拓さんを逆転できたことは、すごく自信になったと感じています。2戦目は、1本目からアタックする気持ちでスムーズに滑ることができました。ただ拓さんがコースアウトしてしまい、直接競えなかったのは、ちょっと残念に思いました。そして、チェア(座位)陣がすごく速いなと感じるので、どうにか自分の滑りのレベルを上げて、チェアの先輩たちを負かしたいと思います。

 

▼村岡桃佳(トヨタ自動車株式会社)

一日がとても長かったです。1日に2レース、4本も滑るなんて経験したことがなかったので、気持ちも体も大変でした。とくにSLは苦手な種目なので、そういう意味でも難しかったです。今シーズンはSLの練習が充分にできていないのですが、その中では体もそれなりには動いて、まあまあの滑りができたと思います。今後は、用具テストをしっかり行ないつつ、次の野沢温泉シリーズに向けて、ステップアップしていきたいと思います。野沢の前には陸上の試合もあるので、それも頑張ります。

 

▼森井大輝(トヨタ自動車株式会社)

1日2レースということで、すごくハードでしたが、その中で勝つことができたのは自信につながりますし、北京に向けても良いレースになったかなと思います。ただ、今日は勝つことができたものの、トップスピードは(鈴木)猛史のほうが速いと僕は思っているので、彼がどんどん調子を上げてくるともっと厳しいレースになるはずです。そういった意味でも、もっと速くならなければという危機感を持ちながら、トレーニングしていきたいと思います。残りのシーズンは、さまざまな用具のバランスをとりながらブラッシュアップをして、滑りのレベルを上げていきたいです。

 

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■大会概要

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  • 会場:菅平パインビークスキー場 (長野県上田市)
  • 主催:特定非営利活動法人日本障害者スキー連盟
  • 共催:公益財団法人日本障がい者スポーツ協会

 

※本大会は、一部をWPAS公認「Sugadaira 2021 World Para Alpine Skiing Asian Cup」としても実施いたします。WPAS公認レースは立位および座位カテゴリーの登録選手のみが対象となります。

※視覚障害カテゴリーは、出場選手がいません。

※WPAS=World Para Alpine Skiing(国際パラリンピック委員会のパラアルペンスキー統括部門)

 

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■大会スケジュール

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3月 9日(火) スーパー大回転(SG) 1戦目 11時~(予定)

                     2戦目 12時50分~(予定)

  10日(水) 大回転(GS) 10時40分~(予定)

  11日(木) 大回転(GS) 10時40分~(予定)

  12日(金) 回転(SL) 9時50分~(予定)

  13日(土) 回転(SL) 9時50分~(予定)

※競技開始時間は、天候によって大幅に変更になる可能性がありますので、

上記は目安の時間になります。

 

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■出場選手数

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▼女子

 ・立位   日本  1

 ・座位   日本  4

 ・知的障害 日本  2

▼男子

 ・立位   日本  6

 ・座位   日本  5

 ・知的障害 日本  8

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  • 合計       26

▲男子立位SL2連勝・高橋幸平選手の滑り

 

▲女子座位SL2連勝・村岡桃佳選手の滑り

 

▲男子座位SL2連勝・森井大輝選手の滑り