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パラアルペン】ンアジアカップ3日目、回転(SL)第1戦 雨と霧のレースを優勝候補たちが制す

「2021ワールドパラアルペンスキー アジアカップ ~野沢温泉シリーズ~」の大会3日目。昨日は強風のために大回転第2戦がキャンセルとなりましたが、今日は予定どおり回転(SL)第1戦が行なわれました。雨と霧とが断続的にコースを覆う、春ならではの天候。しかし雪面硬化剤の使用と入念なコース整備により、レースコンディションは非常に良い状態に保たれました。

女子座位では、村岡桃佳選手が大回転に続き、2位以下を大きく引き離して優勝。

男子立位と男子座位は、途中棄権者が相次ぎましたが、この種目を得意とする三澤拓選手と鈴木猛史選手が実力どおりの滑りを見せ、ともに優勝を果たしました。また、男子知的障害では、木村嘉秀選手が連勝を伸ばしています。

大会最終日の明日15日は、回転第2戦が行なわれます。引き続き最後まで応援をよろしくお願いいたします。

 

■開催日/4月14日(水) ■スタート時間/午前10時00分

■開催地/野沢温泉スキー場 (長野県下高井郡野沢温泉村)

■天候/雨   ■気温/9℃

■開催種目/回転(SL)

すばやい動きと細かいターンが要求される、もっともテクニカルな種目です。旗

門設定によるリズム変化も随所に盛り込まれ、選手の失敗をしばしば誘います。

トップ選手になると旗門ぎりぎりのラインをねらっていくため、脛や手、または

全身でポールをなぎ倒して通過することが当たり前になっています。選手はさま

ざまなプロテクターを装着しますが、それでもその衝撃は決して軽いものではな

く、格闘技にも例えられます。

 

■試合結果

<女子>

▼立位

 優勝 神山則子(テス・エンジニアリング株式会社)LW9-1 2分07秒15

 (1st RUN:1位 1分07秒87/2nd RUN:1位 59秒28)

 

▼座位

 優勝 村岡桃佳(トヨタ自動車株式会社)LW10-2 2分03秒22

 (1st RUN:1位 1分04秒43/2nd RUN:1位 58秒79)

 

 2位 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 2分15秒74

 (1st RUN:2位 1分13秒26/2nd RUN:2位 1分02秒48)

 

 3位 原田紀香(富士通Japan株式会社)LW12-1 2分26秒38

 (1st RUN:3位 1分17秒94/2nd RUN:3位 1分08秒44)

 

▼知的障害

 優勝 馬場圭美(株式会社 ProVision) 2分50秒41

 (1st RUN:1位 1分27秒04/2nd RUN:1位 1分23秒37)

 

 2位 浜井 慧(日本エマージェンシー・アシスタンス株式会社) 3分11秒73

 (1st RUN:2位 1分40秒53/2nd RUN:2位 1分31秒20)

 

<男子>

▼立位

 優勝 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 1分49秒52

 (1st RUN:1位 58秒66/2nd RUN:1位 50秒86)

 

 2位 青木大和(株式会社EXx)LW3 1分59秒58

 (1st RUN:2位 1分04秒24/2nd RUN:2位 55秒34)

 

▼座位

 優勝 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分40秒36

 (1st RUN:1位 52秒27/2nd RUN:1位 48秒09)

 

 2位 藤原 哲(アクセンチュア株式会社)LW11 1分55秒99

 (1st RUN:2位 1分02秒56/2nd RUN:1位 53秒43)

 

 3位 木戸俊介(株式会社MEリゾート但馬) 2分30秒56

 (1st RUN:3位 1分20秒09/2nd RUN:3位 1分10秒47)

 

▼知的障害

 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 1分57秒82

 (1st RUN:1位 1分03秒85/2nd RUN:1位 53秒97)

 

 2位 木附雄祐(CTCひなり株式会社) 2分14秒17

 (1st RUN:2位 1分11秒03/2nd RUN:2位 1分03秒14)

 

 3位 五味逸太郎(社会福祉法人 もえぎの会しいの実社) 2分33秒25

 (1st RUN:3位 1分19秒30/2nd RUN:3位 1分13秒95)

 

■談話

▼村岡桃佳(トヨタ自動車株式会社)

今日のレースは、1本目と2本目でまったく性格の違う旗門設定でした。同じ種

目、同じコースでこれほど違うものになることに難しさを感じつつ、同時に楽し

さも感じたレースでした。明日は、前向きな気持ちで、攻められるところは積極

的に攻めていきたいと思います。

 

▼鈴木猛史(KYB株式会社)

今日の2本目は、アウトリガーでポールを倒す技をあえて封じて、体で当たる滑

りを試してみました。それでどのくらいタイムに違いが出るのかを、(森井)大

輝さんや(狩野)亮さんと比べてみたかったのですが、二人ともコースアウトし

てしまったのは残念でした。ただ、それでも体で当たっていっても滑れる感覚が

得られたので、明日また同じチャレンジをしてみて、しっかりと確認したいと思

います。

 

■本日のレース写真

(写真=堀切 功/日本障害者スキー連盟)

 

女子座位優勝・村岡桃佳選手

 

 

男子立位優勝・三澤拓選手

 

 

男子座位優勝・鈴木猛史選手

 

 

男子知的障害優勝・木村嘉秀選手