REPORT

  • パラノルディック

WPNSパラノルディックスキーワールドカップ第1戦 3日目の結果 バイアスロン・ミドルで佐藤圭一選手が7位に入賞!

 国際パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が
12月12日にフィンランドのボッカティで開幕し、大会3日目の男女バイアスロン
・ミドルが行われました。

 日本からは3名の選手が出場し、男子立位の佐藤圭一選手(エイベックス)が7位
に入賞しました。女子立位の出来島桃子選手(新発田市役所)は8位、阿部友里香選
手(日立ソリューションズ)は9位でした。

 
■談話

▼佐藤 圭一選手(エイベックス)

最初の射撃は満射で入ったが、2回目以降は寒さからくる身体の硬直と手脚の悴み、
また滑りからくる疲労を上手くコントロール出来ず、ミスが出てしまった。射撃に
関しては、まだまだ滑りと射撃のコンビネーションの実践不足もあるため、今後レ
ースを積み重ね命中率を上げていきたい。
滑りは、今シーズン1番良い感触がつかめたので良かった。今大会は強豪ロシアが
不在のため7位という結果に留められたが、ロシアが参戦すればハイレベルな闘い
となる。これから更なるレベルアップが必要。引き続きスキーに圧をかけて滑るス
ケーティングに磨きをかけていきたい。

▼監督 荒井 秀樹 (株式会社電通)

今シーズンのバイアスロン開幕戦、男子は2.5km、女子は2kmのコースを5周し
1周ごとに射撃を行うミドルレースが行われた。射撃は1回に5発、合計20発撃
ち、射撃の速さ、命中率そして走力の強さが問われる。
スタンディング男子に佐藤圭一が出場し初回の射撃で満射。いいスタートを切った
が2回目1ペナ、3回目2ペナ、4回目1ペナとミスが続き7位だった。4位5位
に新人のドイツ勢が入り新たな勢力が台頭している。射撃の命中率を高めればチャ
ンスがあるので残り2戦に挑戦したい。
スタンディッグ女子に出来島桃子、阿部友里香が出場。現地に入ってから体調が万
全でないこともあり苦しい展開となった。射撃では出来島が4回20発全て命中し
満射したので自信につながっているが課題は走力。世界のトップ選手では1kmあた
り2分台で走り日本勢は3分台、北京パラリンピックに向けた強化ではスケーティ
ングの走力が一番の鍵となっている。明日はクラシカルスプリント、クラシカルを
得意とする選手が多いクロスカントリーチームの活躍に注目している。
日本の皆様の応援、引き続きよろしくお願いします。

  • パラノルディック

WPNSパラノルディックスキーワールドカップ第1戦 2日目の結果 クロスカントリー・ショート・フリーで川除大輝選手が悔しい9位

 国際パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が
12月12日にフィンランドのボッカティで開幕し、大会2日目の男女クロスカント
リー・ショート・フリーが行われました。

 日本からは5名の選手が出場し、男子立位の川除大輝選手(日立ソリューションズ
Jrスキークラブ・富山県立雄山高校)が9位、佐藤圭一選手(エイベックス)が10
位、岩本啓吾選手(東京美装興業)16位、座位の森宏明選手(明治大学)は24
位、
女子立位の岩本美歌選手(富山市立大沢野中学校)が13位でした。

 
■談話

▼川除 大輝選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県立雄山高校)

今日は距離の短いレースだったので、最初から思い切って攻めた走りをし、6位以
内を目標としていた。
しかし、レース前半で後ろから来た選手にどんどん抜かされ焦ってしまい、さらに
フォームも乱れてしまった。そのためうまくスピードに乗れず、失速してしまった。
目標を達成することができず、とても悔しい。
今大会、残り一戦あるが、昨日のクラシカルはとても感触が良かったので、次回の
スプリント・クラシカルではまたメダルを取れるように頑張りたい。

▼監督 荒井 秀樹 (株式会社電通)

クロスカントリースキー競技のショート種目は2年ぶりに実施された。
2010バンクーバーパラリンピックからはショート種目からスプリント種目になり、
初めての選手も多かった。スタンディングクラスに出場した岩本啓吾は、「スプリ
ントでもなく、10kmレースでもなく体力の配分が難しく一番きつかった」とレー
ス後語っているように、高速レースを維持しながらパワーと持久力も強い選手でな
いと勝てない種目である。

シットスキーには新人の大学生、森宏明が出場し目標を15位以内、1周ラップを
8分以内と設定したが2回の転倒が響いて24位。
スタンディッグ男子では昨日のレースで銀メダルを獲得した川除大輝に期待がかか
ったが1周目2.5km地点で9位、同じ障害クラス(両腕障害)のポーランド選手が
2位で、その差は6秒。8人が秒差で競っている大接戦になった。2周目に6位入
賞を狙ったが6位まで11秒差の9位。悔しい結果となった。
バイアスロンで初の表彰台を狙う佐藤圭一はスケーティングに特化したトレーニン
グを積んできた。バイアスロンはスケーティングで行われるからだ。レース後に
「体は動いているがスピードが上がらない」と課題を語っていた。スタートからゴ
ールまで理想としているフォームで走りきる力を身につけないと世界には通用しな
い。後半戦のバイアスロンに勝負をかける。
女子では中学生の岩本美歌が日本から一人出場し13位だった。フォームの課題や
リズム、下りのテクニックを身につければ大きく前進できる逸材で今後に期待して
いる。

  • パラノルディック

WPNSパラノルディックスキーワールドカップ第1戦 1日目の結果 クロスカントリー・ミドル・クラシカルで川除大輝選手が銀メダル!!

 国際パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が
12月12日にフィンランドのボッカティで開幕し、大会1日目の男女クロスカント
リー・ミドル・クラシカルが行われました。

 日本からは7名の選手が出場し、男子立位の新鋭川除大輝選手(日立ソリューショ
ンズJrスキークラブ・富山県立雄山高校)が銀メダルを獲得しました。また新田佳浩
選手(日立ソリューションズ)が7位、佐藤圭一選手(エイベックス)10位、岩本
啓吾選手(東京美装興業)13位、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューション
ズ)11位、出来島桃子選手(新発田市役所)13位、岩本美歌選手(富山市立大沢
野中学校)は14位でした。

 
■談話

▼川除 大輝選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県立雄山高校)

今シーズン最初の大会で、初めての表彰台で嬉しいです。
今日は作戦通りレース前半は抑え、後半しっかりあげることができとても良かった。
昨年のW杯カナダ大会では同じ障害クラスの選手に後半負けたのですが今回は勝て
たと思う。
タイムはトップと15秒差、中盤からスピードアップして10秒以上詰めることが
できました。それだけに、ちょっと悔しい気持ちもあります。
メダルの報告を応援していただいている皆さんや親にしたいと思います。
今大会、残り2戦も同じように頑張りたいと思います。

▼監督 荒井 秀樹 (株式会社電通)

2018-2019シーズンの開幕レースで、高校3年生の川除大輝が自己最高順位の2位、
本人にとっても初の表彰台となった。レースを振り返ると、1周目6位、トップと
20秒差。徐々にトップとの差を縮め3位以下を引き離し「上りを頑張った」と粘
りの走りを見せた。
新田佳浩は7位であったが2月世界選手権大会、3月のワールドカップ札幌大会へ
目標設定しているので心配はしていない。実際にいい走りをしている。今シーズン
からルール改定があり片腕選手のファクター(ハンデの係数)が見直されたことも
タイムに影響している。
同じスタンディッグクラスに出場した佐藤圭一、岩本啓吾は、10位、13位と健
闘した。特に岩本は夏場からのトレーニング強化が進み両腕で押すダブルポールが
力強くなった。若手選手の活躍に期待したい。
女子のクラスは、阿部友里香が1周目トップから40秒差の9位でウクライナ勢5
人、カナダ、ノルウェーの選手と接戦を演じたが風邪気味の体調もあり本来の走り
ができなかった。体調回復してレースに臨ませたい。
ベテランの出来島桃子、中学生の岩本美歌は最後まで奮闘したが13位、14位だ
った。
今シーズンの最初のレースで日本チームは銀メダルを獲得し、幸先の良いスタート
を切ることができた。明日はフリーテクニックのショートレース。日本の皆様の沢
山の応援をもらいながらチーム一丸となって奮闘する決意です。
引き続き、ご声援よろしくお願いします。

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会最終日:阿部友里香が6位入賞!!

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦カナダ大会 最終日の結果
バイアスロン・パシュートで阿部友里香選手が6位入賞!! 
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会最終日の男女バイアスロン・パシュートが行われました。

日本からは4選手が出場し、阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)が6位に入賞しました。出来島桃子選手(新発田市役所)は8位、佐藤圭一選手(エイベックス)12位、新田のんの選手(北翔大学)13位でした。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。本日のレースでワールドカップ第1戦カナダ大会は終了です。次の大会は1月6、7日旭川での全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会、2月2日~10日IPCワールドカップ第3戦フィンランド大会です。引き続き応援よろしくお願いいたします。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会最終日
====================================
■開催日/12月17日(日) 
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れのち曇  ■気温/-3℃  ■雪温/-2℃

■開催種目/男女バイアスロン・パシュート
      男子立位 12.5km
      女子立位・座位 10km

 ●競技方式
 ・前日のバイアスロン・ショートレースの結果(タイム)と障害の程度差を計算した
  合計タイムでスタートし順位を競う
 ・射撃は1回5発を4回行う
 ・射撃のペナルティーは1発外すごとに1周150mのペナルティーループを周回する
 ●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)()は内訳
  例)P=1(0+1+0+0)=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 佐藤 圭一(エイベックス) 12位 44分13秒0 P=4(2+1+0+1)
 [優勝:ベンジャミン・ダビエ(フランス) 34分19秒3 P=2(0+1+0+1)]

【女子】
▼立位の部
 阿部 友里香(日立ソリューションズJSC・大東文化大学) 6位
     43分35秒5 P=5(1+0+1+3)
 出来島 桃子(新発田市役所) 8位 44分36秒1 P=7(1+1+4+1)
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア、NPAで登録) 35分06秒5 P=6(1+1+2+2)]

▼座位
 新田 のんの(北翔大学) 13位 57分39秒0 P=6(2+1+2+1)
 [優勝:オクサナ・マスターズ(アメリカ) 41分02秒3 P=7(1+2+2+2)]

************************************************************************

■談話
▼阿部 友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)
本日のレースは、トップから6:55、前の走者から1:25離れた1番最後からのスタートだったので、1周目から前だけを追って滑るよう意識した。後半スピードダウンしてしまう恐れがあったが今回は最後まで粘り強く滑ることができたと思う。
射撃も前日の反省を踏まえ、風が吹いたら、無風だったら、と想定してコーチと相談していたので、風が吹いている時も吹いていない時も落ち着いて射撃をすることができた結果、順位を上げることができた。
今回のカナダ大会は不甲斐ない結果に終わってしまったが、次に繋がるレースを最後にすることができてよかった。

▼瀧澤 明博 バイアスロンヘッドコーチ(JPS専任コーチ)
バイアスロン競技最終日の今日はパシュート競技が行われた。
立位の部で男子に佐藤圭一、女子に出来島桃子、阿部友里香、座位女子に新田のんの以上4選手を出場させ挑んだ。
女子の阿部が日本最高位の6位となった。1回目、2回目と順位に変動は無かったが、3回目の射撃時に阿部は8番目に射座に入って来て、風が少し強く6位7位の選手が苦戦してペナルティ4を出しているところを、ペナ1で一気に2人抜いて6位に上がりそのまま6位ペナ5でゴールし最後まで頑張りを見せた。
その他では出来島が8位ペナ7、佐藤が12位ペナ5、新田が13位ペナ6に終わった。今日の競技は特に女子立位時に時々強く吹く風の影響が出たが阿部が踏ん張り6位入賞に滑り込んだ。
明日、日本へ帰国して日本での2回の強化合宿で調整をしてフィンランド大会、また、本番である平昌パラリンピックに備えたい。今大会の応援ありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================
2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会5日目結果:出来島桃子7位、阿部友里香8位

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦カナダ大会 5日目の結果
バイアスロン・スプリントで出来島桃子7位、阿部友里香8位
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会5日目の男女バイアスロン・スプリントが行われました。

日本からは6選手が出場し、女子立位の出来島桃子選手(新発田市役所)が7位、阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)が8位に入りました。男子立位の佐藤圭一選手(エイベックス)は12位、視覚の高村和人選手(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭)は14位、座位の新田のんの選手(北翔大学)は13位、初出場の森宏明選手(明治大学)は26位でした。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会5日目
====================================
■開催日/12月16日(土)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れ  ■気温/-6℃  ■雪温/-12℃

■開催種目/男女バイアスロン・スプリント
      男子立位・視覚・座位7.5km
      女子立位・座位 6km
 ●競技方式
 ・1周ごとに1回射撃を行う
 ・射撃は1回5発を2回行う
 ・射撃のペナルティーは1発外すごとに1周150mのペナルティーループを周回する
 ●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
  例)P=1(0+1)=ペナルティー1。(1回目+2回目)
************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 佐藤 圭一(エイベックス) 12位 21分29秒0 P=5(1+4)
 [優勝:ベンジャミン・ダビエ(フランス) 17分00秒8 P=0]

▼視覚の部
 高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭) 14位 25分51秒8 P=5(2+3)
 (ガイドランナー 藤田 佑平)
 [優勝:スタニスラフ・チョクラエフ(ロシア、NPAで登録) 17分26秒6 P=0]

▼座位
 森 宏明(明治大学) 26位 33分50秒3 P=6(5+1)
 [優勝:イヴァン・ゴルコフ(ロシア、NPAで登録) 22分25秒1 P=1(1+0)]

【女子】
▼立位の部
 出来島 桃子(新発田市役所) 7位 19分44秒9 P=2(1+1)
 阿部 友里香(日立ソリューションズJSC・大東文化大学) 8位 21分06秒2 P=5(3+2)
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア、NPAで登録) 16分44秒4 P=1(1+0)]

▼座位
 新田 のんの(北翔大学) 13位 27分11秒7 P=2(1+1)
 [優勝:オクサナ・マスターズ(アメリカ) 21分53秒3 P=2(1+1)]

************************************************************************

■談話
▼出来島 桃子選手(新発田市役所)
射撃は、前回のレースから修正し、臨んだため、結果は良くなった。
スキーは滑っているので、明日は、最後まで諦めずに滑りきりたい。
チームの万全のサポート体制の中で、明日は最後のレースになるので、今、できることをしっかり出しきれるように頑張りたい。

▼瀧澤 明博 バイアスロンヘッドコーチ(JPS専任コーチ)
バイアスロン競技2試合目の今日はスプリント競技が行われた。
男子立位の部に佐藤圭一、女子立位の部に出来島桃子、阿部友里香、男子視覚の部に高村和人(ガイドランナー、藤田佑平)、シット(座位)の部に男子は森宏明、同じく女子に新田のんの、以上6選手を出場させ挑んだ。
女子の出来島がインディビィデュアル競技に引き続き日本最高位のペナルティ2で7位となった。阿部も出来島に続いてペナ5で8位となった。阿部は1回目ペナ3と出遅れ9番手、2回目の射撃に期待したが、修正をしきれずペナ2合計ペナ5で8位に終わった。
明日はパシュート競技で本日のタイム差で1位からスタートし、4回射撃しゴール順が成績となる。ペナを抑えれば入賞上位が望めるので期待したい。
その他では、男子の佐藤が12位ペナ5、高村が14位ペナ5、新田が13位ペナ2、初挑戦の森が26位ペナ6の結果に終わった。明日は今大会の最終種目なので少しでもペナを抑え入賞以上を目指したい。

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================

2017年
12月9日~17日 IPCワールドカップ第1戦 カナダ/キャンモア

2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会4日目結果:出来島桃子7位、佐藤圭一9位

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦カナダ大会 4日目の結果
バイアスロン・インディビジュアルで出来島桃子7位、佐藤圭一9位
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会4日目の男女バイアスロン・インディビジュアルが行われました。

日本からは4選手が出場し、女子立位の出来島桃子選手(新発田市役所)が7位、男子立位の佐藤圭一選手(エイベックス)は9位、視覚の高村和人選手(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭)11位、座位の新田のんの選手(北翔大学)は12位でした。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会4日目
====================================
■開催日/12月14日(木)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れ  ■気温/-3℃  ■雪温/-8℃

■開催種目/男女バイアスロン・インディビジュアル
      立位・視覚男子15km 立位・座位女子12.5km

●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとに走力タイムに1分が加算される
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
 例)P=2(0+1+0+1)
    =ペナルティー2(1回目+2回目+3回目+4回目) ************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 佐藤 圭一(エイベックス) 9位 42分53秒4 P=4(2+0+0+2)
 [優勝:ベンジャミン・ダビエ(フランス) 35分46秒3 P=0]

▼視覚の部
 高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭) 11位 59分23秒4 P=11(2+1+4+4)
 (ガイドランナー 藤田 佑平)
 [優勝:スタニスラフ・チョクラエフ(ロシア、NPAで登録) 35分54秒4 P=0]

【女子】
▼立位の部
 出来島 桃子(新発田市役所) 7位 51分13秒9 P=10(1+2+4+3)
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア、NPAで登録) 37分06秒3 P=1(0+0+1+0)]

▼座位
 新田 のんの(北翔大学) 12位 1時間01分20秒3 P=3(1+1+0+1)
 [優勝:オクサナ・マスターズ(アメリカ) 46分00秒9 P=2(0+1+0+1)]

************************************************************************

■談話
▼佐藤 圭一選手(エイベックス)
日差しの影響からかゼロがうまく合わせられず第1射撃で2発外し、チームの弾痕伝達により修正をしたものの完璧な10点圏までには及ばず、後半最終射撃で2発外し計4ペナルティとミスが目立った。
またスキーでは、雪上トレーニングによる滑り込み不足もあり、テクニック的な部分での課題が浮きぼりとなった。ワックスは良くスキーは滑り、チームのサポート体制は完璧だったものの、それに応える結果が出せず悔しい結果となった。
今シーズン射撃は、レース形式練習のボリュームも少なく、これから実践的なトレーニングを多く取り入れ、スキーの方も技術的な練習に重点を置き残りのシーズンを闘っていきたい。

▼瀧澤 明博 バイアスロンヘッドコーチ(JPS専任コーチ)
バイアスロン競技初日の今日はインディビィデュアル競技が行われた。
男子立位の部に佐藤圭一、女子立位の部に出来島桃子、男子視覚の部に高村和人(ガイドランナー、藤田佑平)、シット(座位)の部に新田のんの、以上4選手を出場させ挑んだ。
女子の出来島が日本最高位となる7位となった。女子は2.5kmを5回周回し1周毎に射撃をして標的5個に対し弾を5発撃ち、外れるごとに1分を走行タイムに加算される。前半の射撃2回では5位以内と健闘していたが後半2回の射撃で外した数が多くなり7位に後退した。少し風が強まったのと太陽光線が日陰になってしまった事で影響を受けてしまった。合計ペナルティー10、次のレースでは今日の反省を活かして行きたい。
その他では、男子の佐藤が9位ペナ4、高村が11位ペナ11、新田が12位ペナ3の結果に終わった。ペナルティー次第ではまだまだ上位を狙えるので修正して次のレースに臨みたい。

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================

2017年
12月9日~17日 IPCワールドカップ第1戦 カナダ/キャンモア

2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会3日目結果:阿部友里香選手が5位入賞!!

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦カナダ大会 3日目の結果
クロスカントリー・ロング・クラシカルで阿部友里香選手が5位入賞!
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会3日目の男女クロスカントリー・ロング・クラシカルが行われました。

日本からは5選手が出場し、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)が5位に入賞しました。男子立位の新田佳浩選手(日立ソリューションズ)は前半5位につけましたが後半順位を下げ8位、川除大輝選手(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校)は終始9位をキープしましたが、最後にかわされ10位となりました。岩本啓吾選手(東京美装興業)は14位、高村和人選手(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭)は10位でした。
本日でクロスカントリースキーのレースは全て終了し、14日からバイアスロンの レースが始まります。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会3日目
====================================
■開催日/12月12日(火)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れ  ■気温/5℃  ■雪温/-4℃

■開催種目/男女クロスカントリー・ロング・クラシカル
      立位・視覚男子20km、立位女子15km

************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 8位 56分09秒6
 川除 大輝(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校) 10位 58分51秒3
 岩本 啓吾(東京美装興業) 14位 1時間02分57秒5
 [優勝:ルーシャン・ミネグロフ(ロシア、NPAで登録) 52分21秒7]

▼視覚の部
 高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭) 10位 1時間10分13秒2
 (ガイドランナー 藤田 佑平)
 [優勝:オレグ・ポノマレフ(ロシア、NPAで登録) 51分25秒9]

【女子】
▼立位の部
 阿部 友里香(日立ソリューションズJSC・大東文化大学) 5位 53分05秒6
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア、NPAで登録) 47分00秒6]

************************************************************************

■談話
▼阿部 友里香選手 (日立ソリューションズJSC・大東文化大学)
本日のレースは、元気よくスタートを切ることができ1周目は順調に滑れたが、2周目、3周目と周回を迎えるごとにスピードを落としてしまい苦しいレースとなった。後方からきた同じクラスの選手に抜かれたとき付いて行こうと思ったが、そのスピードに対応することができなかった。
厳しい戦いが続いているが、バイアスロンに向けしっかり切り替えたいと思う。

▼長濵 一年 クロスカントリースキーヘッドコーチ(日立ソリューションズ)
大会3試合目の今日はクロスカントリー・ロング・クラシカル競技が行われた。 我々は男子立位の部に新田佳浩、川除大輝、岩本啓吾、女子立位の部に阿部友里香、男子視覚の部に高村和人、以上5選手を出場させ挑んだ。
女子の阿部が5位と日本最高順位であった。阿部は前半好スタートを切り3番手をキープするも中盤からペースが落ち、後半巻き返すことが出来ず不本意な結果に終わった。今日のレースを検証し反省点を次のレースに行かせられるよう頑張って行きたい。
また、その他では、男子の新田が8位、川除が10位、岩本啓吾が14位、高村が10位の結果に終わった。チーム全体的に苦戦する厳しい展開が続いているが諦めることなく次のレースに臨みたい。

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================

2017年
12月9日~17日 IPCワールドカップ第1戦 カナダ/キャンモア

2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会2日目結果:出来島桃子選手が6位入賞!!

ワールドカップカナダ大会2日目結果:出来島桃子選手が6位入賞!!

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦カナダ大会 2日目の結果
クロスカントリー・ミドル・フリーで出来島桃子選手が6位入賞!
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会2日目の男女クロスカントリー・ミドル・フリーが行われました。

日本からは8選手が出場し、女子立位の出来島桃子選手(新発田市役所)が6位に入賞しました。男子立位の佐藤圭一選手(エイベックス・グループ・ホールディングス)は13位、新田佳浩選手(日立ソリューションズ)15位、川除大輝選手(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校)は17位、女子座位の新田のんの選手(北翔大学)は19位でした。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会2日目
====================================
■開催日/12月10日(日)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れ  ■気温/4℃  ■雪温/-4℃

■開催種目/男女クロスカントリー・ミドル・フリー
      男子立位10km  男子座位7.5km
      女子立位7.5km  女子座位5km

************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 佐藤 圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス) 13位 24分45秒0
 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 15位 25分27秒6
 川除 大輝(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校) 17位 25分46秒3
 岩本 啓吾(東京美装興業) 29位 29分21秒5
 [優勝:ベンジャミン・ダビエ(フランス) 22分14秒1]

▼座位の部
 森 宏明(明治大学) 36位 30分03秒3
 [優勝:イヴァン・ゴルコフ(ロシア)(NPAで登録) 20分33秒8]

【女子】
▼立位の部
 出来島 桃子(新発田市役所) 6位 22分39秒2
 岩本 美歌(大沢野中学校) 13位 30分28秒3
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア)(NPAで登録) 19分44秒1]

▼座位の部
 新田 のんの(北翔大学) 19位 19分48秒8
 [優勝:アンドレア・エスコー(ドイツ) 15分21秒3]

************************************************************************

■談話
▼出来島 桃子選手 (新発田市役所)
今シーズンの初戦でした。レースでは、練習してきたことができたところ、また、できなかったところとありました。次は同じコースでのバイアスロンなので、今日の反省を踏まえて、今日より良い走りができるようにしたいです。

▼長濱 一年 クロスカントリースキーヘッドコーチ(日立ソリューションズ)
大会2日目、クロスカントリーミドルフリー競技が行われた。 我々は男子立位の部に新田佳浩、佐藤圭一、川除大輝、岩本啓吾、女子立位の部に出来島桃子、岩本美歌、男子座位の部に森宏明、女子座位の部に新田のんの、以上8選手を出場させ挑んだ。
女子の出来島が日本最高位となる6位となった。出来島は本日が今季初戦となり前半思うようにペースを掴めず出遅れ、中盤から徐々に追い上げを見せたもののメダルには届かなかった。課題は前半から積極的に攻めるレースであり、残りのレースで修正できるよう頑張らせたい。
また、その他では、男子の佐藤が13位、新田が15位、川除が17位、岩本啓吾が29位、森が36位、岩本美歌が13位、新田のんのが19位の結果に終わった。引き続きメダル獲得を目指し頑張りたい。

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================

2017年
12月9日~17日 IPCワールドカップ第1戦 カナダ/キャンモア

2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

  • パラノルディック

ワールドカップカナダ大会1日目結果:新田佳浩選手が6位入賞!!

====================================
IPCノルディックスキー ワールドカップ第1戦 1日目の結果
クロスカントリー・スプリント・クラシカルで新田佳浩が6位入賞

====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)第1戦カナダ大会が12月9日(土)からカナダキャンモアで開幕し、大会1日目の男女クロスカントリー・スプリント・クラシカルが行われました。

日本からは7選手が出場し、男子立位の新田佳浩選手(日立ソリューションズ)が決勝に進出し6位入賞しました。川除大輝選手(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校)が10位、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)8位、岩本美歌選手(大沢野中学校)は12位で準決勝に進みましたが、ファイナル進出はなりませんでした。

昨年はワールドカップ不参加だったロシアから、ここ6ヶ月でドーピングをクリアーした選手が参戦(ロシアチームではなく個人としてNPA=Neutral Para Athletesで登録)。各種目の上位に食い込んでいます。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会1日目
====================================
■開催日/12月9日(土)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/16時間
■開催地/カナダ キャンモア
■天候/晴れ  ■気温/-8℃  ■雪温/-3℃

■開催種目/男女クロスカントリー・スプリント・クラシカル
      座位男女0.75km、立位・視覚男女1.25km

●競技方式  予選を行い、準決勝、決勝を行うノックアウト方式
 予選上位12人が準決勝へ進出、2組に分かれて決勝進出を競う
 各組上位3人が決勝へと進み、決勝は6選手で競う

************************************************************************

【男子】
▼立位の部
 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 6位
 川除 大輝(株式会社日立ソリューションズJrスキークラブ・富山県雄山高校)10位
 岩本 啓吾(東京美装興業) 予選24位
 [優勝:ベンジャミン・ダビエ(フランス)]

▼視覚の部
 高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭) 予選18位
 (ガイドランナー 藤田 佑平)
 [優勝:オレグ・ポノマレフ(ロシア)(NPAで登録)]

▼座位の部
 森 宏明(明治大学) 予選36位
 [優勝:イヴァン・ゴルコフ(ロシア)(NPAで登録)]

【女子】
▼立位の部
 阿部 友里香(日立ソリューションズJSC・大東文化大学) 8位
 岩本 美歌(大沢野中学校) 12位
 [優勝:エカテリーナ・リュミヤンセヴァ(ロシア)(NPAで登録)]

************************************************************************

■談話
▼新田 佳浩選手
 (日立ソリューションズ)
今シーズン初めてのレースは平昌でも行われるレースだったので、事前にしっかりと準備してきての6位という結果は悔しいです。
ただシーズンは始まったばかりなので、もう一度成果と課題を洗い出して平昌に備えたい。

▼長濱 一年 クロスカントリースキーヘッドコーチ(日立ソリューションズ)
本日、大会初戦クロスカントリースプリント競技が行われ、日本チームは男子立位の部に新田佳浩、川除大輝、岩本啓吾、女子立位の部に阿部友里香、岩本美歌、男子視覚の部に高村和人、男子座位の部に森宏明、以上7選手が出場した。
男子の新田が日本最高位となる6位となった。新田は予選を順当に通過、続くヒート戦となるセミファイナルも勝ち抜きファイナルへと進んだが、今季初戦ということでレース運びに課題が残る形となった。しかし、ファイナルに進めたことは今後を見据えた上で大きな収穫であり、これから徐々に調子を上げ課題を修正して行きたい。
また、その他では、女子の阿部が8位、岩本美歌が12位、男子の川除が10位、岩本啓吾が24位、高村が18位、森が36位という結果に終わった。引き続き気を引き締めレースに臨みたい。

 

新田佳浩選手のスプリントクラシカル予選5位171209(日立ソリューションズスキー部提供)

 

====================================
今シーズンのスケジュール
====================================

2017年
12月9日~17日 IPCワールドカップ第1戦 カナダ/キャンモア

2018年
1月6、7日    第20回全日本障がい者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
2月2日~10日  IPCワールドカップ第3戦 フィンランド/ボッカティ
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン

2月25日~3月2日INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド(予定)

1 2 3