- 大会結果
2019INAS知的障害者スキー世界選手権大会 2日目結果 大回転(GS)で木村嘉秀が金メダル、三好宏樹が銀メダルを獲得!
国際知的障害者スポーツ連盟(INAS)主催の2019INAS知的障害者スキ
ー世界選手権大会が、フランスのヴェルコールで3月5日に開幕し、2日目の男女
大回転(GS)が行われました。
日本からは6名の選手が出場し、男子ii1カテゴリの木村嘉秀選手(LITALICOワー
クス)が見事優勝し金メダルを、ii2カテゴリの三好宏樹選手(アラジン)が2位
銀メダルを獲得しました。
平野井渉選手(ローソンウィル所属)は6位、木附雄祐選手(ひなり)は7位、女
子の松本馨代選手 (デリシアユーパレット)が5位入賞しました。五味逸太郎選手
(モスシャイン)は9位でした。
■談話
▼木村 嘉秀 選手(LITALICOワークス)
今大会、初めて優勝できました。
2位との差が5.5秒差だったので、とっても驚きました。今日金メダルが取れた
のも、練習に付き合ってくれたコーチのお陰だと思っています。
今日は、とってもいい滑りが出来たので、明日もこの調子で連続金メダルを狙って
頑張ります。
▼三好 宏樹 選手(NPO法人アラジン)
表彰台に登れて嬉しいです。昨日は3位、今日は2位なので、明日の競技では1位
に上がって、日本の国歌を歌えるよう、頑張ります。
▼大久保 浩行 チームマネージャー(都立田園調布特別支援学校)
ヨーロッパの環境に選手の身体も慣れ、日毎に動きが良くなってきました。精神的
にナーバスになっている選手もいますが、いつも通りのパフォーマンスが発揮でき
るようにスタッフ一同盛り上げています。
今日のバーン状況は固く締まり、アルペンレースにふさわしいコース設定の中、選
手達は果敢に挑んでいました。緩斜面でいかにスピードを引き出していくのかがポ
イントでした。
金メダルを獲得した木村選手の滑りは、その点で他の選手を引き離し、圧巻の滑り
でした。
ii2の三好選手も固いバーンを果敢に攻め、昨日からの3位から2位へとアップ。
明日へのSGへ期待が高まります。
その他の選手も調子は上々。チャレンジ精神で明日のSGに臨めるよう、チーム団結
して臨みます。
▼廣田 貴子 スタッフ手記
昨日は、男子SL ii1カテゴリで表彰台を独占したフランスチームですが、本日の男
子GS ii1カテゴリでは、日本チームのエース木村選手が優勝し、日本とフランスは
お互いに刺激し合い励まし合い、良いとライバル関係を築いています。
表彰式では、フランスを始め、日本、オーストリア、トルコ、チェコ共和国、フィ
ンランド、ポーランド、各国の国旗が会場を飾り、まさに世界選手権らしい大会と
なりました。