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【パラノルディック】2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会 ショートフリーの結果

 特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟主催の2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会が2月22日(月)北海道札幌の白旗山競技場で開幕し、最終日のショートフリーが行われました。

 

 本大会は、2022年北京パラリンピックへ出場するためのランキング上位獲得、WPNSレースポイントを取得できる重要な大会です。また3月に予定されているフィンランドでのワールドカップに向け、トレーニングの成果を確認し、さらなる飛躍を期して課題を洗い出す機会となる非常に有意義なレースとなりました。

 

 以下、各カテゴリー別の結果と優勝者、コーチのコメントをお伝えいたします。

 

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2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会3日目

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■開催日/2月25日(木) ■スタート時間/午前9時30分

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■開催地/北海道 札幌白旗山競技場

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■天候/晴れ   ■気温/-4.1℃  ■雪温/-5.3℃

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■開催種目/クロスカントリースキー・ショートフリー 

      男子立位・視覚・知的7.5㎞/座位5㎞

      女子立位・知的5㎞

 

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【男子】

▼立位の部

 1位 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 22分00秒3

 2位 岩本 啓吾(土屋ホーム)23分41秒3

 

 

▼座位の部

 1位 森 宏明(朝日新聞社) 20分42秒6

 2位 柴田 真聖(土屋ホーム) 23分10秒9

 3位 源 貴晴(HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS) 23分44秒6

 

 

▼視覚の部

 1位 有安 諒平(東急イーライフデザイン) 26分18秒8

  ガイド:藤田 佑平(スポーツフィールド)

 

 

▼知的の部

 1位 山田 雄太(北海道エネルギーパラスキー部) 23分13秒4

 2位 西村 潤一(澁谷工業) 24分04秒3

 3位 長江 充(シンクラン 旭川営業所) 26分12秒8

 

 

【女子】

▼立位の部

 1位 出来島 桃子(新発田市役所) 18分31秒2

 2位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 19分44秒8

 3位 岩本 美歌(北海道エネルギーJrパラスキーチーム/雄山高校) 19分50秒0

 

 

▼知的の部

 1位 志村 里莉朱(日総) 24分49秒8

 

 

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【談話】

 

▼川除 大輝 選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学)

今回のレースは7.5キロだったので、最初から攻めの走りができたので良かったです。また、意識していた重心を前にして効率の良い走りをするということもできたので良かったです。

3月に行われるワールドカップに向けて良いイメージで大会を終えることが出来たので、この良い感覚を忘れずにワールドカップに繋げたいです。最後に大会を開催してくださった役員の皆さんどうもありがとうございました。

 

▼森 宏明 選手(朝日新聞社)

大会1日目と同じコース、距離の設定であったため、個人の課題と反省をふまえて3日日のレースに挑みました。終始レースでは、初日に苦手意識を感じたコース地点を確認し、都度修正を図りながら滑走しました。同じ会場で自己タイムを比較できたことは、大きな収穫となりました。ここでの結果を次戦のワールドカップへと繋げていきます。

コロナ禍であらゆるスポーツイベントに制限がかかる状況のなかで、大会実行役員・スタッフの皆様方にご尽力いただき、WPNS公認大会として実施ができたことに感謝しています。これからも多くの明るい話題を届けるべく、日々精進いたします。

ありがとうございました。

 

▼有安 諒平 選手(東急イーライフデザイン) 

目標としていた、昨日の自分を確実に越えられた実感のあるレースでした。フィンランドでは、今回得られた手応えから、また一歩先、更に一歩先へと進んでいけるよう準備をしていきたいです。また、今大会の連戦で見えた課題を今後に活かしていきたいです。

応援してくださった皆様、大会の開催にご尽力くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

▼藤田 佑平 有安ガイド(スポーツフィールド)

本日は7.5kmと高い滑走速度が求められるレースであった。

スタートからゴールまで大きなミスや、ペースを落とす事なく滑り切ることができたため、有安・藤田ペアにとって良いレースであった。

しかし、お互いの連携やフォームの効率化など課題も多いため次回のフィンランドワールドカップでは、その部分を修正する事で更なる飛躍を目指したい。

最後に初の大会で今ある最高のパフォーマンスを発揮した有安選手をたたえるとともに、今回の大会を開催するにあたってご尽力をしてくださった皆様に感謝いたします。

 

▼山田 雄太 選手(北海道エネルギーパラスキー部)

今日は、昨日より下り坂の位置取りがうまくいきました。リラックスして、いい滑りができました。3日間優勝できて嬉しかったです。来シーズンもトレーニングに励み、世界で戦えるよう頑張りたいです。

 

▼出来島 桃子 選手(新発田市役所)

昨日の反省をいかして、上りで少しでも進めるように意識しました。

今日は大会最終日でしたが、関係者の皆様のおかげで今シーズン最初のレースをすることができました。ありがとうございました。

 

▼志村 里莉朱 選手(日総)

今日は2周目に転んでしまいましたが、すぐに立ち上がって走り始めることができたのでよかったです。滑りは昨日のほうがよかったと思いました。3レース目ということで、疲れが出たので、連戦に耐える体力をつけたいです。

 

 

▼小舘 操 ヘッドコーチ(日本障害者スキー連盟専任コーチ)

本日最終戦、昨日同様コースも完璧な状態に整備された中、予定通り9:30スタートしました。本日は残念ながらベテラン新田選手は体調不良によりWCフィンランド大会がもうすぐという事も有り大事を取ってスタートさせませんでした。

競技では、Standing男子、川除選手は最初からハイペースで飛ばし周回のラップを落とすことなくトップでゴールしました。女子では、昨日に続きベテラン出来島が優勝、シットでも森選手が2連勝を飾りました。

今回は、各レース試合で全力を尽くし、そのレースで個々の状況を確認、課題を修正しWCに参戦する事が目的でしたが、個々に課題を見つけこれからフィンランド遠征までの間で修正出来る所を修正、強化しWCに臨むことが出来る大会でした。その中でも、中学生の唯野選手、高校生の岩本美歌選手、新人源選手及び有安選手の成長を確認することが出来ました。

また、今回は、主催者、関係者の皆様のご協力のもと、コロナ感染予防に細心のご配慮を頂き感染者が出る事無く、大会がスムーズに行われ、我々選手にとって安心し大会に集中出来た事に心から感謝申し上げます。

引き続き日本障害者スキー連盟ノルディックチームの応援宜しくお願い致します。

 

▼莅戸 剛仁 知的ヘッドコーチ

大会最終日、クロスカントリースキーショートフリー・男子7.5㎞、女子5㎞で、2.5㎞コースを男子は3周、女子は2周で行われた。

男子は1位山田、2位西村、3位長江。女子は1位志村の結果だった。

前半からハイペースで入り、男子の1周目は西村が山田を2秒リード、2周目に入ると山田はギアチェンジし、追いついて前に出た。3周目は離されないよう西村も粘ったが、山田が引き離し最終的には50秒差だった。4位淺野、5位飯沼も粘り強く走り、全選手が持っている力を出しきることができた。

コロナ禍の中、大会を開催していただいた、日本障害者スキー連盟、札幌スキー連盟の皆様、他関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

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▼今シーズンのスケジュール(予定)

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2021年

3月15日~26日 ワールドカップ フィンランド大会

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【パラノルディック】2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会ミドルフリーの結果

 特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟主催の2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会が2月22日(月)北海道札幌市の白旗山競技場で開幕し、初日のショートクラシカルが行われました。

 

 本大会は、国内大会として史上初めてWPNS(国際パラリンピック委員会・競技団体)の公認大会で、2022年北京パラリンピックへ出場するためのランキング上位獲得、WPNSレースポイントを取得できる重要な大会です。

 新型コロナ禍の中、無観客での開催ですが、日ごろのトレーニングの成果を選手、スタッフが確認することができる非常に有意義なレースとなりました。

 

 以下、各カテゴリー別の結果と優勝者、コーチのコメントをお伝えいたします。

 

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2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会2日目

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■開催日/2月24日(水) ■スタート時間/午前9時30分

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■開催地/北海道 札幌白旗山競技場

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■天候/晴れ   ■気温/-3.5℃  ■雪温/-3.3℃

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■開催種目/クロスカントリースキー・ミドルフリー 

      男子立位・視覚・知的12.5㎞/座位10㎞

      女子立位・知的10㎞

 

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【男子】

▼立位の部

 1位 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 37分30秒4

 2位 岩本 啓吾(土屋ホーム)40分22秒1

 

 

▼座位の部

 1位 森 宏明(朝日新聞社) 41分58秒7

 2位 柴田 真聖(土屋ホーム) 48分27秒6

 3位 源 貴晴(HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS) 49分21秒8

 

 

▼視覚の部

 1位 有安 諒平(東急イーライフデザイン) 45分20秒6

  ガイド:藤田 佑平(スポーツフィールド)

 

 

▼知的の部

 1位 山田 雄太(北海道エネルギーパラスキー部) 40分06秒0

 2位 西村 潤一(澁谷工業) 41分12秒6

 3位 長江 充(シンクラン 旭川営業所) 45分00秒3

 

 

【女子】

▼立位の部

 1位 出来島 桃子(新発田市役所) 38分41秒5

 2位 岩本 美歌(北海道エネルギーJrパラスキーチーム/雄山高校) 40分55秒0

 3位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 41分51秒0

 

 

▼知的の部

 1位 志村 里莉朱(日総) 49分22秒0

 

 

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【談話】

 

▼川除 大輝 選手(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学)

今回のレースは中盤失速してしまいましたが、終盤にまたタイムをあげられることが出来たので、その点に関しては良かったと思いますが、中盤の中だるみがあったので、そこをなくしていけばさらに世界のトップ選手達に近づけると思います。

あと1日残っているので気を抜かずに頑張ります。応援よろしくお願いします。

 

▼森 宏明 選手(朝日新聞社)

昨日実施した今シーズン初レースでの後半タイムの落ち込みを反省し、本日の結果へと繋げることができました。

3月フィンランドのワールドカップに向けて、これからも万全の準備で臨みます。

また、今大会を実施するためにご準備くださった関係者の皆様方に深く御礼を申し上げます。スポーツをする嬉しさ、レースで競う楽しさを再認識しました。

 

▼有安 諒平 選手(東急イーライフデザイン) 

まずは今大会を開催に繋げることにご尽力頂いた、全ての関係皆様に感謝と、ここまで競技を支えてくれたガイドの藤田選手、そして家族や会社にお礼を伝えたいです。レース内容は、課題を残す部分もありましたが、着実に修正を重ねた上で、成長を止めずに高みを目指していきたいです。明日の目標は、今日の自分を越えていくことです!

 

▼藤田 佑平 有安ガイド(スポーツフィールド)

本日は有安・藤田ペアにとって初のフリーのレースであった。

有安選手とのレースプランは落ち着いてレースを展開し、周を重ねるごとに徐々にペースを上げていくというものであった。

しかし、序盤の転倒により本来の力が発揮できないままゴールをすることになってしまった。ガイドスキーヤーとして転倒があったことは反省をしなくてはならない。

今回は本当に多くの方の努力によって開催されていることに感謝しながら、ワックスマンや家族、所属企業にも感謝をし、明日も最高のパフォーマンスを発揮して滑り抜けたい。

 

▼山田 雄太 選手(北海道エネルギーパラスキー部)

今日の12.5㎞は、1~2周目の下り坂で、インコースに入り過ぎて雪に引っかかり、転倒しそうになりました。3周目以降は疲れが出てフォームが乱れたが、粘り強く走ることができました。

優勝できて嬉しかったです。明日の最終日、今日の反省を生かして優勝を目指したいと思います。

 

▼出来島 桃子 選手(新発田市役所)

大会を開催するにあたり御尽力いただいた関係者の皆様に大変感謝しております。

新型コロナウイルス感染症の影響により、いつもと違うシーズンでしたが、レースでは練習の滑りを目標に臨みました。ワールドカップに向けて引き続き頑張っていきたいと思います。

 

▼志村 里莉朱 選手(日総)

今日は初めての10㎞レースでした。タイムが49分台と聞き、1時間を切れると思っていなかったので、とても嬉しかったです。明日の最終日に向け、この調子で頑張りたいです。

 

 

▼小舘 操 ヘッドコーチ(日本障害者スキー連盟専任コーチ)

本日2日目、朝方雪が降ったにも関わらず、コースを万全の状態で仕上げ整備して頂き、予定通り09:30競技が開始されました。本日は、各カテゴリー毎の競技となり、2コースを使用して行われました。一部合流地点等有りますが運営側の適切な統制、配慮により一件の事故も無く終えることが出来ました。

競技では、Standing男子、昨日優勝の新田選手が体調不良により途中棄権した以外は、それぞれ順調な仕上がり状況を確認することが出来ました。特に川除選手は、大学の合宿に参加、健常者の大会にも出場し、本日後半に更にペースを上げ後続を引き離すレースが出来る等、今シーズン更に力を付けた事も確認出来ました。

女子では、ベテランの出来島、シットでは森と、それぞれのカテゴリーで優勝し、順調ぶりをアピール出来たかと思います。

明日最終日となりますが、今回の目標であります「試合で全力を尽くす」事が出来る様引き続きサポート致します。

 

 

▼莅戸 剛仁 知的ヘッドコーチ

大会二日目、クロスカントリースキーフリー・男子12.5㎞、女子10㎞で、2.5㎞コースを、男子は5周、女子は4周で行われた。

男子は1位山田、2位西村、3位長江、女子は1位志村の結果だった。男子の山田と西村の1周目は、ほぼ同タイム、2周目は山田が追い抜き、12秒差で3周目に入った。

以降は山田が少しずつ西村を離し、終始リードしてゴールした。西村は山田に抜かれたものの、3周目以降は自分のペースで粘ってゴール。最終的には約1分差だった。長江も前半と後半、イーブンペースで走り3位に食い込んだ。

大会初参加の飯沼も目標だった1時間を切り、経験が浅い中で、粘り強さが光った。淺野もペースは落ちたが、あきらめずに走りきった。

明日、最終日のショートフリー、知的障がいクラスの選手にとっては、シーズン最後のレースになる。来シーズンにつながるよう、また選手たちがよい形で終わることができるよう、引き続きサポートしたい。

 

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【パラノルディック】2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会ショートクラシカルの結果

特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟主催の2021ワールドパラノルデ

ィックスキージャパンカップ札幌大会が2月22日(月)北海道札幌市の白旗山競技場で開幕し、初日のショートクラシカルが行われました。

 

 本大会は、国内大会として史上初めてWPNS(国際パラリンピック委員会・競技団体)の公認大会で、2022年北京パラリンピックへ出場するためのランキング上位獲得、WPNSレースポイントを取得できる重要な大会です。

 新型コロナ禍の中、無観客での開催ですが、日ごろのトレーニングの成果を選手、スタッフが確認することができる非常に有意義なレースとなりました。

 

 以下、各カテゴリー別の結果と優勝者、コーチのコメントをお伝えいたします。

 

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2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会1日目

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■開催日/2月23日(火) ■スタート時間/午前9時30分

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■開催地/北海道 札幌白旗山競技場

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■天候/晴れ   ■気温/-1.5℃  ■雪温/-1.0℃

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■開催種目/男女クロスカントリー・ショート・クラシカル 5㎞

 

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■ショート クラシカル 身体

※本日のレースは「コンバインド」形式で全障害、男女が一緒にレースを実施した。

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 1位 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 16分03秒0

 2位 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 16分25秒7

 3位 岩本 啓吾(土屋ホーム) 16分33秒2

 4位 出来島 桃子(新発田市役所) 17分58秒7

 5位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 18分06秒6

 6位 森 宏明(朝日新聞社) 18分31秒6

 

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■ショート クラシカル 知的

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▼男子

 1位 山田 雄太(北海道エネルギーパラスキー部) 17分34秒2

 2位 西村 潤一(澁谷工業) 18分45秒9

 3位 長江 充(シンクラン 旭川営業所) 20分18秒4

 

▼女子

 1位 志村 里莉朱(日総) 28分15秒1

 

 

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【談話】

 

▼新田 佳浩 選手(日立ソリューションズ) コンバインド優勝

コロナ禍で様々な大会が中止になった中で、大会役員、関係者のご尽力で開催されたことに感謝しています。

私にとって今シーズン初のレースでしたが、仮想ワールドカップとして、ワックスの選択、テストを行ってレースができたこと、そしてレース終盤になってもタイムを落とすことなく滑り切れたことは来月のワールドカップに向けて良い流れができたと思います。

 

 

▼山田 雄太 選手(北海道エネルギーパラスキー部) 知的男子優勝

今日はあせらないで自分の滑りができました。全体的にコースレイアウトに沿った動きができて良かったです。後半も失速せず、最後まで力を出しきることができました。明日以降も焦らず、自分の滑りを冷静にしたいです

 

 

▼志村 里莉朱 選手(日総) 知的女子優勝

今日はシーズン初めてのレースでした。走る前は緊張しましたが、今、持っている自分の力を出しきることができました。明日、明後日のフリーレースも練習の成果を出せるよう、頑張りたいです。

 

 

▼小舘 操 ヘッドコーチ(日本障害者スキー連盟専任コーチ)

このコロナ過の状況の中、国内大会を開催して頂いた日本障害者スキー連盟、ご協力頂きました札幌スキー連盟の皆様を始め、関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。シーズン当初から国内外の大会が中止、延期となり今シーズン初の大会でした。

今大会の目的を「公式戦を経験し個々の状況を確認、課題を修正してWCに参戦する」その為の目標を「試合で全力を尽くす」事でした。本日のレース、全選手のコンバインド競技として行われました。

優勝した新田選手は、体調が万全の状況で無いにも関わらず、ベテランの意地を出し優勝しました。第2位の川除選手は、新田選手と1~2秒の争いをしていましたが、周回の勘違いが有り第2位ではありますがゴールで22秒差、続く岩本啓吾選手は今シーズントレーニング環境を変え継続的にトレーニングを行ってきた成果を発揮し第3位に入賞しました。他、女子、シット及びブラインド各選手の力関係、現状を確認出来たレースでした。

明日は、各カテゴリー毎ミドルフリー距離が長くなりますが、各選手全力を尽くし、WCフィンランド大会に繋がるレースを行えるよう引き続きサポート致します。

最後に大会関係者の皆さまに改めて感謝申し上げヘッドコーチのコメントと致します。

 

 

▼莅戸 剛仁 知的ヘッドコーチ

日本障害者スキー連盟主催のレースが今シーズン初めて札幌で開催され、知的障がいクラスは、北海道から6名、石川県から1名の選手が参加した。

初日はクロスカントリーショートクラシカル5㎞、1.25㎞を4周するレースで、結果は男子1位山田、2位西村、3位長江、女子1位志村だった。すでに国内大会を経験している選手もいるが、大半は今シーズン初レースたった。緊張している様子はあったものの、前半から後半にかけて大きく失速することなく、最後まで力を出しきることができていた。レースの中で、平地や下り坂での走り方に課題はあったが、明日以降のフリーレースで修正し、選手の活躍に期待したい。応援よろしくお願いします。

 

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【パラスノーボード】デュアルバンクドスラロームで田渕伸司2位、市川貴仁3位!

2020ワールドパラスノーボード(WPSB)主催のワールドカップが3月10日からノルウェーのハーフィエルで開幕し、男女デュアルバンクドスラロームが行われました。この種目は今期スペイン大会から採用された新種目です。

日本からは5名の選手が出場し、LL2部の田渕伸司選手(兵庫県立出石高等学校)が2位、市川貴仁選手(エレマテック株式会社)が3位、そのほかの選手も全員が入賞と表彰台の快挙を達成しました。

※LL1:下肢障害、LL2:下肢障害、UL:上肢障害

2020ワールドパラスノーボードワールドカップ ノルウェー/ハーフィエル
■開催日/3月11日(水) 
■時差/8時間   ■開催地/ノルウェー/ハーフィエル
■開催種目/デュアルバンクドスラローム

日本選手の成績と各部の優勝者は以下の通りとなります。
▼LL2の部
≫田渕伸司選手(兵庫県立出石高等学校) 2位
≫市川 貴仁 (エレマテック株式会社) 3位
≫岡本 圭司 (サイドウェイ株式会社) 7位
 [優勝:オーウェン・ピック(イギリス)]

▼LL1の部
≫小栗 大地 (三進化学工業株式会社) 6位
 [優勝:ノア・エリオット(アメリカ)]

▼ULの部
≫大岩根 正隆 (株式会社ベリサーブ) 4位
 [優勝:マクシム・モンタジオ(フランス)]

 

 

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【パラアルペン】アジアカップ回転(SL)第2戦 大会最終日

2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ supported by 前田建設工業もいよいよ最終日。大会の最後を飾るのは、回転(SL)第2戦です。

 

男子立位は、ベテランの三澤拓選手が得意種目で実力を発揮。高橋幸平選手の4戦全勝にストップをかけ、今大会初優勝を果たしました。女子座位では、田中佳子選手が安定した滑りで4勝目を記録。そして、男子座位では森井大輝選手、女子立位では本堂杏実選手がそれぞれ勝利を飾りました。

 

 

4日間にわたり開催されてきたアジアカップは、本日のレースをもって閉幕となります。応援してくださった皆様、そして様々な形で大会を支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。パラアルペン、IDアルペン、デフアルペンの選手たちの活躍に今後も引き続き、ご注目くださいますようお願い申し上げます。

■開催日/2月16日(日) ■スタート時間/午前8時50分
■開催地/菅平高原パインビークスキー場(長野県上田市)
■天候/雨   ■スタート地点気温/5℃  
■開催種目/回転(SL)

 

■女子
▼立位
 優勝 本堂杏実(日本体育大学大学院)LW6/8-2 1分46秒13
 2位 神山則子(学校法人日本教育財団大阪医専)LW9-1 1分47秒64

▼座位
 優勝 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 1分46秒42
 2位 原田紀香(株式会社富士通マーケティング)LW12-1 1分58秒14
 3位 岸本愛加(株式会社タスク・フォース)LW11 2分30秒28

 

▼知的障害
 優勝 梅澤知代(ソニー希望・光株式会社) 2分20秒54
 2位 馬場圭美(株式会社タカネットサービス) 3分00秒05

 

 

■男子
▼立位
 優勝 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 1分29秒59
 2位 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 1分30秒76
 3位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 1分32秒43

▼座位
 優勝 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 1分23秒10
 2位 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分24秒68
 3位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 1分27秒58

▼知的障害
 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 1分37秒41
 2位 平野井 渉(株式会社ローソンウィル) 1分48秒27
 3位 木附雄祐(株式会社ひなり) 1分48秒34

▼聴覚障害
 優勝 中村晃大(松川村) 1分30秒41

 

■談話
▼ 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)
4日間の中では一番、雪面硬化剤も効いてくれたので、これならある程度自分の理想どおりに滑れると、不安なくスタートが切れました。高橋選手が成長してきて、練習でも刺激になっていますが、やっぱりひとつぐらいは勝っておかないと(笑)。シーズンはじめから3月のワールドカップに照準を合わせてきたので、体が順調な今、滑りのほうをもっと安定させていきたいです。今回のような雪質を滑ったことでまた引き出しが増えたと思うので、それをいかに使っていけるかが重要になると思います。

▼ 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)
今日は優勝することができてうれしく思っています。昨日、僕の会社のメカニックの方が来てくれて、レース後にチェアスキーのセッティングを見直すことができて、すごく滑りが良くなったと感じています。自分一人の力ではなくて、サポートしていただいている方たちの力もあっての勝利です。この勢いを3月のワールドカップ最終戦につなげたいと思います。表彰台の真ん中に立つための準備は十分にしてきたと思うので、自分でも楽しみにしています。

▼ 本堂杏実(日本体育大学大学院)
初戦で転んでしまったので、そこは反省する部分でしたが、2戦目からはしっかりと、今できる自分の滑りは出せたのではないかと思っています。3月からのワールドカップ最終戦に向けて、ケガで休んでいた以前の感覚は取り戻すことはできたのではないかと思いました。次のヨーロッパ遠征からは高速系の種目も行なわれるので、そこに向けての体づくりを日本にいる間に行ない、最後まで気を抜かず、あきらめすにやっていきたいと思っています。

 

 

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【パラアルペン】アジアカップ回転(SL)第1戦

2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ supported by 前田建設工業は大会3日目を迎え、昨日までとはコースを変えて回転(SL)第1戦が行なわれました。
男子座位は、1本目3位と出遅れた鈴木猛史選手が2本目で猛烈に追い上げ、1本目の上位二人を抜き去って逆転勝利。男子立位の高橋幸平選手、女子座位の田中佳子選手、そして男子知的障害の木村嘉秀選手は、今日も勝って初日から3連勝を飾っています。また、女子立位は本堂杏実選手が2日連続の優勝を果たしました。明日はいよいよ大会最終日。本日に続いて、回転競技が行なわれます。選手たちの熱い戦いに、最後までご注目ください。

 

 

■開催日/2月15日(土) ■スタート時間/午前8時50分
■開催地/菅平高原パインビークスキー場(長野県上田市)
■天候/晴れ   ■スタート地点気温/0℃  
■開催種目/回転(SL)

 

 

■女子
▼立位
 優勝 本堂杏実(日本体育大学大学院)LW6/8-2 1分52秒58
 2位 神山則子(学校法人日本教育財団大阪医専)LW9-1 1分54秒19

▼座位
 優勝 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 1分55秒99
 2位 原田紀香(株式会社富士通マーケティング)LW12-1 2分02秒43
 3位 岸本愛加(株式会社タスク・フォース)LW11 2分39秒13

▼知的障害
 優勝 馬場圭美(株式会社タカネットサービス) 2分23秒59
 2位 弓削まり子(麻生開発マネジメント株式会社 のがみプレジデントホテル) 2分23秒61
 3位 梅澤知代(ソニー希望・光株式会社) 2分26秒85

 

 

■男子
▼立位
 優勝 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 1分33秒28
 2位 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 1分35秒90
 3位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 1分52秒55

▼座位
 優勝 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分31秒02
 2位 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 1分31秒50
 3位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 1分32秒01

▼知的障害
 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 1分41秒09
 2位 平野井 渉(株式会社ローソンウィル) 1分51秒89
 3位 木附雄祐(株式会社ひなり) 1分54秒77

▼聴覚障害
 優勝 中村晃大(松川村) 1分33秒21

 

 

■談話
▼鈴木猛史(KYB株式会社)
今日は自分の得意な回転ということで、先輩には負けるわけにはいかないと気合を入れてレースに臨んだ結果、なんとか勝つことができ、うれしく思っています。1本目はあえて体でポールに当たっていくスタイルでいってみようと決めていたのですが、結果的にタイムが遅く、自分には合わないなと思い、2本目はいつも
どおりアウトリガーで払っていく滑りに切り替えていきました。明日も精一杯頑張ります。

 

▼田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)
1本目は難しいセットだったので、ちょっと守って滑ってしまったところがありましたけれど、2本目では思い切って滑ることができ、良かったと思います。明日は1本目から攻めて、良い結果が出せるように頑張ります。

 

 

 

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【パラアルペン】アジアカップ大回転(GS)第2戦

「2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ supported by 前田建設工業」の大会2日目、昨日に続き大回転(GS)第2戦が開催されました。

 

男子座位では、パラリンピック6大会出場のキャリアを持ち、今季のワールドカップでも好調を維持している森井大輝選手が優勝。第1戦では2位にとどまりましたが、今日は1本目から果敢に攻め、意地を見せました。そして女子座位では田中佳子選手が、次世代育成の選手2名を抑えて今大会2連勝を果たしています。また男子知的障害では、木村嘉秀選手が実力どおりの滑りを2本揃え、今日も表彰台の中央に立ちました。大会3日目の明日は、回転の第1戦が行なわれます。

 

■開催日/2月14日(金) ■スタート時間/午前10時17分
■開催地/菅平高原パインビークスキー場(長野県上田市)
■天候/曇り   ■スタート地点気温/5℃ 
■開催種目/大回転(GS)

 

■女子
▼立位
 優勝 本堂杏実(日本体育大学大学院)LW6/8-2 2分11秒92
 2位 神山則子(学校法人日本教育財団大阪医専)LW9-1 2分20秒04

▼座位
 優勝 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 2分15秒97
 2位 原田紀香(株式会社富士通マーケティング)LW12-1 2分27秒74

▼知的障害
 優勝 弓削まり子(麻生開発マネジメント株式会社 のがみプレジデントホテル) 2分52秒52
 2位 馬場圭美 2分58秒37
 3位 梅澤知代(ソニー希望・光株式会社) 3分13秒89

 

■男子
▼立位
 優勝 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 2分02秒69
 2位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 2分04秒95
 3位 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 2分06秒50

▼座位
 優勝 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 2分00秒77
 2位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 2分04秒08
 3位 藤原 哲(アクセンチュア株式会社)LW11 2分12秒19

▼知的障害
 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 2分13秒98
 2位 平野井 渉(株式会社ローソンウィル) 2分24秒26
 3位 木附雄祐(株式会社ひなり) 2分26秒35

▼聴覚障害
 優勝 中村晃大(松川村) 2分07秒06
 2位 村田悠祐(明晴学園) 2分11秒92
 3位 岡田優人(明晴学園) 2分29秒57

 

■談話
▼森井大輝選手(トヨタ自動車株式会社)
昨日に比べて少し気温が下がったことでコース状況が良くなり、自分の持つ技術が出せるようになったように感じました。パラリンピックを想定すると、昨日のように雪の軟らかい条件もかならずあると思うので、どんな雪質でも速く滑れるように技術を磨きたいと思います。明日は所属企業のトヨタ自動車から60人の応援団が来るので、皆さんに僕の攻めて滑る姿を見せたいと思っています。

 

▼木村嘉秀選手(日本ピザハット・コーポレーション株式会社)
レースに勝つことはできたものの、ちょっと実力を出し切れなかったなという気持ちです。滑り方に、とくに課題を残しました。明日のレースではそれを改善して、今日よりもさらにレベルの高い滑りをして勝ちたいと思います。

 

 

▲田中佳子選手(撮影:堀切功/日本障害者スキー連盟)

 

 

▲森井大輝選手(撮影:堀切功/日本障害者スキー連盟)

 

 

▲木村嘉秀選手(撮影:堀切功/日本障害者スキー連盟)

  • 大会結果

【パラアルペン】パラアルペンアジアカップが長野県菅平高原で開幕!!

「2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ supported by 前田建設工業」の大会初日、大回転(GS)第1戦が開催されました。前夜からの雨が朝方にはあがり、レースが始まる頃には青空が広がる好天に恵まれた一方で、この時期の菅平とは思えないほど気温が上昇。しかし、入念な整備が施されたコースは良好なコンディションが保たれ、ハイレベルなレースが展開されました。男子立位では、今季のワールドカップで自己最高となる4位を記録したばかりの高橋幸平選手が優勝。また男子座位では、鈴木猛史選手が同じく優勝を果たしま
した。大会2日目の明日は、同じコースで大回転第2戦が行なわれます。

2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ 1日目
■開催日/2月13日(木) ■スタート時間/午前10時40分
■開催地/菅平高原パインビークスキー場(長野県上田市)
■天候/晴れ   ■スタート地点気温/7℃ 
■開催種目/大回転(GS)

 

■女子
▼立位
 優勝 神山則子(学校法人日本教育財団大阪医専)LW9-1 2分15秒29

 

▼座位
 優勝 田中佳子(株式会社Tポイント・ジャパン)LW12-2 2分10秒23
 2位 岸本愛加(株式会社タスク・フォース)LW11 2分40秒85

 

▼知的障害
 優勝 弓削まり子(麻生開発マネジメント株式会社 のがみプレジデントホテル) 2分46秒18
 2位 馬場圭美 2分49秒42
 3位 梅澤知代(ソニー希望・光株式会社) 3分06秒10

 

■男子
▼立位
 優勝 高橋幸平(日本体育大学)LW9-2 1分57秒44
 2位 東海将彦(トレンドマイクロ株式会社)LW3 1分58秒62
 3位 三澤 拓(SMBC日興証券株式会社)LW2 2分00秒20

 

▼座位
 優勝 鈴木猛史(KYB株式会社)LW12-2 1分55秒14
 2位 森井大輝(トヨタ自動車株式会社)LW11 1分56秒22
 3位 狩野 亮(株式会社マルハン)LW11 1分58秒38

 

▼知的障害
 優勝 木村嘉秀(日本ピザハット・コーポレーション株式会社) 2分09秒24
 2位 金澤碧詩(札幌市立中央中学校) 2分18秒25
 3位 木附雄祐(株式会社ひなり) 2分19秒71

 

▼聴覚障害
 優勝 中村晃大(松川村) 2分02秒46
 2位 村田悠祐(明晴学園) 2分07秒60
 3位 岡田優人(明晴学園) 2分26秒29

 

■談話
▼高橋幸平選手(日本体育大学)
トップチームの選手が揃った中で優勝できたのはすごくうれしいです。今日のコースは上から下まで通して滑りやすく、雪質が自分に合っていたような感覚でした。麻痺のある右足があまりバタつくことなく滑ることができたので、結果的に良いタイムが出たのかなと思います。国内でのレースということで、滑り慣れていることもあり、海外よりも気合を十分に入れてスタートすることができました。

(撮影:堀切功/日本障害者スキー連盟)

 

▼鈴木猛史選手 (KYB株式会社)
国内開催のアジアカップで優勝できたことは、とてもうれしく思います。大回転で表彰台に乗るも久しぶりだったので、結果には満足しています。大会前の合宿で体調を崩してしまったのですが、その影響はなく、むしろ身体を休めてリフレッシュができて、かえって集中できたのかもしれません。技術的にはまだ課題がありますが、明日以降のレースでも全力を出し、良い結果につなげたいと思います。

(撮影:堀切功/日本障害者スキー連盟)

 

■大会概要
●名称:2020パラアルペンスキー競技大会アジアカップ supported by 前田建設工業
●会場:菅平パインビークスキー場 (長野県上田市)
  (※開会式・表彰式:菅平高原国際リゾートセンター)
●主催:特定非営利活動法人日本障害者スキー連盟
●共催:公益財団法人日本障がい者スポーツ協会
●特別協賛:前田建設工業株式会社

※本大会は、一部をWPAS公認「Sugadaira 2020 World Para Alpine Skiing Asian Cup」としても実施いたします。WPAS公認レースは立位および座位カテゴリーの登録選手のみが対象となります。
※視覚障害カテゴリーは、本大会では実施されません。
※WPAS=World Para Alpine Skiing(国際パラリンピック委員会のパラアルペンスキー統括部門)

■大会スケジュール
2月12日(水) 報道受付 15時~
  13日(木) 開会式/大回転(GS) 10時~(予定)/開会式 16時
  14日(金) 大回転(GS) 10時~(予定)
  15日(土) 回転(SL) 9時~(予定)
  12日(日) 回転(SL) 9時~(予定)
※競技開始時間は、天候によって大幅に変更になる可能性がありますので、上記は目安の時間になります。

■出場選手数
▼女子
 ・立位   日本  2
 ・座位   日本  3
 ・知的障害 日本  3
▼男子
 ・立位   日本  5
 ・座位   日本  6
 ・知的障害 日本 11
 ・聴覚障害 日本  3
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●合計       33

  • 大会結果

【パラノルディック】W杯第3戦 ドイツ大会 5日目

世界パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第3戦が2月1日にドイツのフィンステラウで開幕し、大会5日目の男女クロスカントリー・ショート・クラシカルが行われました。

日本からは6名の選手が出場し、男子立位の新田佳浩選手(日立ソリューションズ)は8位、川除大輝選手(日立ソリューションズジュニアスキークラブ・日本大学)が10位、佐藤圭一選手(エイベックス)13位、岩本啓吾選手(東京美装興業)は16位でした。また、男子座位の森宏明選手(朝日新聞社)は24位。女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズ)は8位でした。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

■開催日/2月7日(金) ■スタート時間/午前10時00分
■時差/8時間  ■開催地/ドイツ フィンステラウ
■天候/曇り   ■気温/-3℃  ■雪温/0℃
■開催種目/男女クロスカントリー・ショート・クラシカル 立位7.5km、座位5km

【男子】
▼立位の部
 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 8位 21分17秒8

 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 10位 21分25秒6

 佐藤 圭一(エイベックス)13位 22分52秒4

 岩本 啓吾(東京美装興業)16位 23分36秒9

 [優勝:ヴィタリイ・マルイシェフ(ロシア)19分21秒4]

 

▼座位の部
 森 宏明(朝日新聞社) 24位 15分12秒9

 [優勝:イヴァン・ゴルコフ(ロシア)12分17秒7]

 

【女子】
▼立位の部
 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 8位 28分18秒2

 [優勝:ヴィルデ・ニールセン(ノルウェー) 23分57秒6]

 

■談話
▼新田 佳浩 選手 (日立ソリューションズ)
フィンステラウのコースは林間と日当たりで大きく雪質が変わるため、グリップワックスの選択が非常に難しい中でレースが行われました。
昨日からワックススタッフとコミュニケーションを取り、最善のワックスのおかげでなんとか8位になることができたことは良かった。ただ、ロシア選手との差を縮めることができなかったことは、今後の課題です。明日もレースが続くので、最後までチーム一丸となって頑張ります

▼長濱 一年 クロスカントリースキーチーフコーチ
本日クロスカントリー競技2戦目、ショート種目が行われ、我々は立位の部と座位の部にエントリーしレースに挑んだ。男子立位の部に出場した新田選手の8位が日本勢最高順位となり振るわなかった。コースコンディションに応じたマテリアル選択では特段問題はなかったが、日本選手の弱点である平地の地形が多いコースプロフィールに対応しきれなかったことが要因でもあった。平地滑走のテクニックで必要とされる上半身のパワートレーニングは、日頃から心がけ強化は進めているが強豪国選手と比較するとまだまだ力の違いを感じさせられたレースでもあった。今日の反省を今後の強化課題点と受け止め、気持ちを切替え明日のレースに再度臨みたい。また、ほか男子立位の川除、佐藤、岩本選手、女子立位の阿部選手、男子座位の森選手にも同じことがいえるため今日のレースを検証し明日のレースで巻き返しできるよう頑張らせたい。

 

  • 大会結果

【パラノルディック】W杯第3戦 ドイツ大会 4日目

世界パラノルディックスキー(WPNS)主催のワールドカップ(W杯)第3戦が2月1日にドイツのフィンステラウで開幕し、大会4日目の男女クロスカントリー・スプリント・クラシカルが行われました。

日本からは5名の選手が出場し、男子立位の川除大輝選手(日立ソリューションズジュニアスキークラブ・日本大学)が予選2位で決勝に進み4位入賞しました。また、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズ)も予選6位で決勝に進み4位に入賞しました。新田佳浩選手(日立ソリューションズ、岡山県出身)は予選6位でセミファイナルに進みましたが、9位でファイナル進出を逃しました。岩本啓吾選手(東京美装興業)は16位、座位の森宏明選手(朝日新聞社、東京都出身)は18位で予選敗退しました。

日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。

■開催日/2月6日(木) ■スタート時間/午前10時00分
■時差/8時間  ■開催地/ドイツ フィンステラウ
■天候/晴れ   ■気温/-5℃  ■雪温/0℃
■開催種目/男女クロスカントリー・スプリント・クラシカル
      立位1.5km、座位1km

●競技方式
 予選を行い、準決勝、決勝を行うノックアウト方式
 予選上位12人が準決勝へ進出、2組に分かれて決勝進出を競う
 各組上位3人が決勝へと進み、決勝は6選手で競う

 

 

【男子】
▼立位の部
 川除 大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学) 4位

 新田 佳浩(日立ソリューションズ) 9位 セミファイナル敗退 

 岩本 啓吾(東京美装興業) 16位 予選敗退

 [優勝:ヴラディスラフ・レコンセヴ(ロシア)]

 

▼座位の部
 森 宏明(朝日新聞社) 18位 予選敗退

 [優勝:イヴァン・ゴルコフ(ロシア)]

 

【女子】
▼立位の部
 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 4位 

 [優勝:ヴィルデ・ニールセン(ノルウェー)]

 

 

■談話
▼川除 大輝 選手 (日立ソリューションズJrスキークラブ・日本大学)
今回のスプリントレースでは、昨シーズンよりも体のキレがありました。また、グリップも滑走性も良く4位に入賞することができました。しかし、ロシアチームに表彰台を独占されてしまい、とても悔しいです。まだ2試合残っているので、ロシアチームに負けないように頑張りたいです。応援宜しくお願い致します。

▼阿部 友里香 選手 (日立ソリューションズ)
今日のレースは予選でいまいち身体が動かず、重たい走りになってしまった。しかし決勝では勢いよくスタートを切ることができた。途中後方から来た選手に抜かれたが我慢してついていき、最後の下りでスキー板に助けられ、4位入賞することができた。最後まで板を仕上げてくれたスタッフに感謝します。明日は今大会最後のレースとなるので次の大会に繋げられるよう頑張りたい。

▼長濱 一年 クロスカントリースキーチーフコーチ
本日クロスカントリー競技初戦、クロスカントリー・スプリント種目が行われ我々は立位の部と座位の部にエントリーしレースに挑んだ。男子立位の部に出場した川除選手と女子立位の部に出場した阿部選手が共に4位と健闘する滑りを見せてくれた。天候にも恵まれコースコンディションは良かったものの正午を境に気温の上昇によりグリップワックスの選択が難しいコンディションではあったがワックス班が朝から何度もテストを繰り返し、素晴らしいレース用板を作り上げマテリアルの部分でも助けられ全てが噛み合った。しかし、我々のめざしているところは表彰台であるため今日の良い流れを明日のレースにつなげ、まずは表彰台を獲得できるよう引き続き頑張りたい。他レースに出場した立位の部の新田選手、岩本選手、座位の部の森選手も終始良いレース展開を見せてくれたが、レース中に転倒するアクシデントもあり結果が伴わなかったのが残念であった。選手の体調は悪くないため明日のレースで巻き返ししてくれることに期待を寄せている。